「しかしまぁ・・・なんというか、変な気分」
「それはほめ言葉か少年」
「・・・・・・たぶん」
「ハンパな返事は日本人の悪いクセだな」

そう言うが速いか、純矢の皿の上に残っていたワインゼリーが
前から伸びてきた腕によってしゅばっとかっさらわれる。
不安定なその物体はあっという間に宙を移動し
もう何のソースか油かクリームか判別がきかないくらい
汚れに汚れまくったダンテの口へと消えた。

純矢はもうすでに怒る気もおこらず
今度からデザートハンターと呼んでやろうかと
小一時間たっても食うことをやめない、底なし魔人を見ながらぼんやりと考えた。


知っての通り、ダンテは半分悪魔で半分は人間だ。
食べなければ生きていけないということはないが
逆に何も食べないというわけでもない。
物も食べれば水も飲み、好みの食べ物もちゃんとある。

しかし半分が悪魔というだけあってか、食べる量がやたら多い。
ボルテクスでは食べると言うことには無縁だったので
まぁこんなガタイだがらそれなりに食べるんだろうな、と想像だけしていたのだが
まさかここまでとは・・・

純矢、呆れ半分感心半分である。

最初は普通にスシが食いたいと言い出したので
回転寿司にでも連れて行こうかと思ったのだが
よくよく考えてみればシステム的にロクでもない事を起こしそうにないので除外した。
かわりに和食のあるファミレスという手も考えたのだが
やはり半魔の食べる量というのがどれほどなのかわからず
かといってカウンターで食べるスシに行った日は破産するだろうし
それ以前になんとなく嫌な予感がして
最後にバイキング方式の所を選んだのは正解だったろう。

しかしこの男、目についた物は食わないと気が済まないタイプなのか
サイコロステーキの横に肉汁を吸ったショートケーキがあったり
コンソメスープと冷えたビールを続けざまに飲んだりと順序がなにかおかしい。

しかしそんな事をしつつも毎回皿は綺麗にカラになり
おかわりに席を立つ回数はもうすでに2ケタを突破していた。

純矢は別に小食なわけではないが
目の前でそんな暴食ぶりをみせられてはさすがに食欲も底をついてしまい
いつまでたっても主食状態なダンテをよそに
早々とデザートのチョコレートケーキを最後に残すのみとなってしまった。

「・・さて、次はスシとピザコースだ」
「まだ食べる気!?しかもまた組み合わせ悪!」
「どっちがうまいか食べ比べだな。何しろこんな機会めったに・・」

びし

さりげなく純矢のケーキをちょろまかそうとしたフォークは
横から伸びてきた手に当たって反射され、軽い痛みにダンテは顔をしかめた。

「・・まだ許容量がおありなら、ご自分の分はご自分で」

そう言って青い目を細くする黒髪の女に
ダンテは手をぷらぷらさせて肩をすくめた。

「・・ちょっとしたスキンシップだろバイパー」
「東京では窃盗のことをそのように解釈しません」

などといつも通りなサマエルは黒のパンツスーツで身を固め
たった一杯の紅茶を優雅にあおり、一見してどこかの女社長のように見えた。

まぁ実際今サマエルは氷川の会社にもぐりこんでその内情を監視しつつ
それなりの収入を持って帰ってきていたりするのだが。

ちなみにダンテはというとジーンズにモスグリーンのジャケット。
首にはスカーフというバイクの似合いそうなラフな格好をしていた。

服装の属性はかなり違っていたが、2人とも元がかなりいいので
もし純矢がいなければ雑誌にのりそうな良質のカップルに見えただろう。

「それにしてもオマエ悪魔にしとくにはもったいないな。
 本物なら間違いなく口説いてた」
「それはよかった。あなたのような方に目をつけられたのでは
 人生が台無しになっていた所です」
「いい女ってのは毒があっても手出ししたくなるもんさ」
「・・・慢心は身を滅ぼしますよ?」
「多少のリスクもゲームの楽しみだ。・・違うか?」

「・・・・・・あの、ゴメン。俺の前で大人の空間作るのやめてくれる?」

まるで深夜のバーで繰り広げられる映画のようなやり取りに
サマエルの横にいた純矢が心底居心地悪そうにつぶやいた。

「何だ少年、妬いてるのか?」
「違うよ。そうゆうディープなやりとりを目の前でされると困るだけ」
「心配しなくてもオマエもいい線いってるぜ?タトゥーがあろうとなかろうとな」
「聞け人の話。あと口をふけ」

やはり人前でビーム焼きはマズイので
純矢は青筋立てつつ紙ナプキンを差し出すだけにとどまった。

「・・・前から言ってるけど俺男なんだから
 同じ男にほめられてもピンとこないんだよ」

それに自分よりはるかに容姿のいいダンテに良く言われた所で
嫌味か冗談に聞こえるのが関の山だ。

ところがダンテは紙ナプキンで乱暴に口を拭いたかと思うと
いきなり純矢の手を取りたった今拭いた口元へ寄せ

「まぁもしオマエが女だったら(ピー)して(バキューン)して
 (コケコッコー)してやるところだがな」


ごき!


テーブルの下で鈍い音がなる。


純矢とサマエルは同時にキックを繰り出したのだが
力MAX寸前の純矢のメガトンキックはかわされ
かわりに幾分威力のないサマエルの分だけがヒットした。

といってもサマエルは貫通持ちなので痛いのには変わりない。

「・・・、・・・人に暴力沙汰禁止しておいてコンビネーション攻撃かよ」
「ダンテさんのその手の冗談攻撃せずにはいられない性質があるんだよ!」

思わず席を立ちそうになった純矢の手をサマエルが押さえた。
あまり怒ると目立つし、ダンテが面白がるだけだと青い目が言っている。

純矢はむっとしたまま座り直し
頭を冷やすつもりで冷めたミルクティーを流し込んだ。

ダンテはそれを見ながらいつも通りの笑みを浮かべ
カラの皿を持って席を立った。
その足にはサマエルキックの跡がくっきり残っているのだが
それをまったく気にする素振りを見せないのはさすがである。

強情っぱりともいうが。

「ところで・・ジュンヤ様はおかわりはよろしいのですか?」
「・・・いや、あれだけ目の前でしつこく食べられると
 食欲取られたみたいな気がしてさ。そうゆうサマエルは?」
「私は元々食料を摂取する体質ではありませんので」
「・・え?じゃあ夕ご飯とか食べたりできないのか?」

その言葉にいつも冷静なサマエルが珍しく目を丸くした。

そういえばサマエルはミカエルと同じように会社勤めであまり家におらず
冷蔵庫を開けることもなかったのだが・・・ひょっとして・・・

「・・・まさかジュンヤ様、私達十数体分の食事をまかなうおつもりなのですか?」
「え?・・うん、まぁ。毎日は無理だろうけど
 都合がついたらみんなでご飯食べたいなーとか」

おいおいおい

高校生の身で悪魔11体分の飯を作る気か
食費はどうする学校は時間は後かたづけは?
人間と同じ物を悪魔が食べれるのか??

言いたいことは山ほどあったがとりあえず
悪魔はどうやって生きているかの説明を・・・

と、もの凄く今さらな事を説明しようとしたサマエルの前に
にぎり各種とピザ山盛りの乗った皿がごちんと置かれる。

スシは様子見で1つづつだがピザはかなり適当に取ったのか
座布団よろしく積み上げられていて非常に行儀悪い。

「どうした少年、育ち盛りは小食か?」
「いやダンテさん見てたら食欲が・・・ってまたキテレツな取り合わせを・・・」
「本日のメインイベント初SUSIだ。
 はずした場合にそなえてピザ一式もスタンバイした」
「・・・さいですか。あ、でもちゃんと醤油かけたんだ」
「?・・カラメルソースじゃないのか?」
「・・・・・・。かけたのは正解だけど名前は違うよ。
 あのねそれは醤油っていって・・・」
「まぁあってるならそれでいいがな」

聞く気ゼロなダンテはまず玉子を手に取り
むっとする純矢をよそに男らしくまるごと口に放り込んだ。
ハシが使えないのでもちろん素手である。

そしてしばらく噛みしめてからぽつりと一言。

「・・・悪くないな」
「まあまあ美味しいってこと?」
「そんなところか」

なんだ自分だって結構あいまいじゃないかと言いたいところだが
言ったところで聞きやしないだろう。

そもそも乗っている身がなんであるか聞きもしないでぱかぱか食べているのだから
今手にしてるのがマグロだとか、真ん中がちょっと黒いのはどうしてとか
別に気にならないだろうし、言っても気にもしない・・・


・・・・・・。


真ん中が黒い?


「あ、ダンテさ・・」

一応声をかけようとしたが一足遅し。

黙って食べていたダンテの顔がびしりと固まる。


「・・
!!


口を押さえ、目を見開いた後いきなり苦しそうな顔をするダンテに
純矢はあ、やっぱりと思いつつ手元にあった水を差し出した。

「ダンテさん、毒じゃないから。キツかったら鼻から息を吸って、水で押しこんで」
「・・・・・・・・」

ダンテは出された水を一気にあおり、しばらく拳をにぎりしめて苦しそうにしていたが
ようやくおさまったのか半分涙目で『・・何だ今のは』という無言の視線をくれた。

「言いそこねたけどスシは種類によってはワサビっていう薬味・・
 まぁスパイスみたいな物が入ってたりするんだ」
「・・・・・ワサビ?」
「うん、これ」

ぺろりと皿に残っていたタコをめくって現物を見せてみるが
その量は微々たるもので
ダンテにはとても今のような刺激を出した物には見えなかった。

「・・・なんでそんな物が入ってる」
「え?うーん、俺も詳しくはしらないけど
 強いて言うなら・・・入ってた方が味が引き立って美味しいから、かな?」
「・・・・・・・・」

ダンテはまるで悪魔を見るような怖い目で残ったスシを睨んだ。

それはアメリカ風に置き換えるなら
ホットドックにかけるマスタードのようなものなのだが
あいにくダンテの脳内では少量で刺激の強い物は
毒としか認識されなかったようだ。

そうやってダンテはしばらく動きを止めていたが
おもむろにナイフを掴み、ピザを口にしてからワサビの排除に取りかかった。

「こっちの丸いのには入ってるのか?」
「巻きの方には入ってないけど・・」
「よし」

刃物の扱いになれているのか
ダンテはピザを噛みながら器用にワサビを取り除いていく。
そうして全ての作業を終えると食べかけのピザを横に置いて
ワサビ排除後のタイを口に入れた。

今度は普通に食べている。

黙ってうなずきながら食べ
それ以上文句も言わずにもくもくと食べているということは
それなりに美味いらしい。


「・・美味しい?」
「・・・まぁな。赤身とサーモンはまずまずだ」
「それはスシの花形、マグロという魚ですよ」
「マグロ?」
「すごく大きい赤身の魚だよ。そっちの巻きにも入ってる」
「・・・ふぅん?」

まるで穴をのぞくようにして鉄火巻きを見るダンテ。

はっきり言って普段の彼から見ると間抜け以外の何者でもないのだが
純矢としてはダンテのこういった一面を見ることは結構楽しかったりする。

「でも俺としては熱いご飯の上にかけて食べる方が好きだけどね」
「鉄火丼ですか?」
「うんそれ」

鉄と火?・・・鍛冶屋の食い物なのか?

ダンテは一瞬妙な想像をしたが、純矢が嬉しそうに話ているところを見ると
そう恐ろしい食べ物ではないだろう。

「うまいのか?」
「おいしいよ。作り方は簡単だから今度作ったげるよ」
「よし、頼むぜ相棒」

ひょいとスシをつまんでいなかった方の手が伸びてきて
テーブル越しに頭を軽く撫でられる。
別に嫌なわけではないが機嫌のいい時だけ相棒呼ばわりされるのも少々複雑だ。

「あ、そうだサマエル、さっきの話だけど
 みんなものを食べないってのはホントなのか?」
「・・・基本的にはそうなのですが
 我々はジュンヤ様によって再構成された悪魔ですので
 例外が適応するかと思います。
 まして我々はジュンヤ様に従うことによって独自の進化を覚える悪魔。
 努力次第では食事を取る行為も不可能ではないかと」
「ほんと?やった!」

手を叩いて喜ぶ純矢に
ダンテが鉄火巻きをもりもりやりながら怪訝そうな顔をした。

「・・・オマエ悪魔とメシを食いたいのか?変なヤツだな」
「悪い?」
「いや?ただメシなんて1人で食えば時間も短縮できるし
 余計な手間もはぶけるだろう」
「そりゃあまぁ・・そうだけど・・・」

何か言いたそうな純矢を見て、ダンテは相棒のカンでその理由を察知した。


「・・何だ、相変わらずの寂しがりやか?」


ビール片手に意地の悪い笑みで指摘されて純矢は赤くなった。

「・・あぁ、そうゆう事でしたら先に言って下さればいいものを」
「ちっ、ちがっ!違わないけど違うってば!」
「どっちだ少年」

最後のチョコレートケーキをかすめ取られことも気付かず純矢は慌てた。

1人で食事するのが寂しいなどと知られた日には
主への愛が深い変わりに常識のうすい仲魔達がどんな行動に出てくるか
それこそ食事どころの話ではなくなる。

「・・あの、ごめんサマエル。今の話みんなには内緒にして。
 みんなにはそれとなく聞いて自分でなんとかするからさ」
「わかりました。ジュンヤ様がそうおっしゃるなら・・」

ギリ

話の途中でテーブルが変な音をたてた。

ふと見ると、ダンテが表現するのが非常にむずかしい複雑な顔をして
テーブルのはじを掴みつつ片手で何かガシガシ探している。


そう言えば巻きの中に、もう一つ注意するべき物があった。


状況をのみこんだ純矢がダンテの探していた水を取って渡す。

「ダンテさん、土色の何かを巻いたやつ食べたろ」

奪うようにグラスを取ったダンテがテーブル上を睨んだままうなずく。

「口の中凄いことになってる?」

ダンテは眉間に深いシワを作ったままさらにうなずいた。

「でも大丈夫だから飲み込んで」


ガタタ!


ダンテが口を押さえたまま立ち上がった。


てめぇ!こんな腐ったみたいなもの食えってのか!?
てか明らかに腐ってるだろコレ!!


と言いたかったらしいが、口を開けるのが怖いのか無言の抗議で終わる。

おまけに何だか変な臭いが鼻について
口を開けた瞬間それが一気に鼻先へ出てきそうな最低状況に
ダンテは思わず目の前のテーブルを蹴り飛ばしたくなった。

しかしそれでも吐き出すことだけしないのは食い意地のたまものか。

「それ、スシと同じ日本特有の食べ物の1つなんだ。
 ・・ほら睨んでないで早く流しこむ。
 あんまり長居させると臭いがしばらくとれなくなるから」

ダンテは言われた通り、水を一気にあおり
さらに純矢の分の水もふんだくって残っていた氷もバリバリかみ砕き
それごと口の中にあった物を無理矢理胃に押しこんだ。

状況は間抜けだが、やることはワイルドだ。

「・・・・・で?」

ようやく発した言葉はそれだけだったが
恨みがましい視線はさっきと同じく『説明しやがれ』と物語っている。

「納豆巻き。豆を発酵させたのを酢飯で巻いたヤツだよ。
 ちょっと臭くて日本人でも好き嫌いはあるけど・・・」
「・・・オレが聞きたいのはそうゆう事じゃない」

それは何でこんな物があるのに、先に説明しなかったのかという意味だろう。

「だってダンテさん説明する前にパカパカ食べるじゃないか。
 第一説明したって実際食べてみないと納得しないだろ?」
「・・・・・」

ダンテはしばらく純矢と睨み合いをしていたが
やがて飽きたのか拗ねたのか元いた場所に乱暴に座り直した。

変なところで子供っぽいなと思いつつ純矢は笑った。

「まぁまぁそう怒らない。
 特大のストベリーサンデー作ってる所、帰りに寄ってあげるから」

ふてくされていた横顔がその瞬間に元に戻る。

「・・・うまいんだろうな」
「雑誌にのってた所だからいけると思うよ。
 そのかわり、今度から俺の忠告はちゃんと聞くことOK?」

そういって純矢は小指を出してきた。
これは以前ダンテに教えた約束事を作るときのちょっとした儀式だ。

ダンテは考えた。
了承するのは簡単だが、この儀式に使われる言葉は
ダンテでさえちょっと怖いのであまり安易に乗ることができない。

しかし・・・


特大のストロベリーサンデー


「・・・・・・OK契約する」


まぁ忠告を聞くだけならいいかとダンテは前向きに考えて
純矢の指に自分の小指をからませた。

「ん。じゃあ・・ゆーびきーりげーんまん
 嘘つーいたら針千本のーます、指切った」
「・・・・」

今のところこれをして破った約束事はないが
それが物の例えとは知らないダンテは
ずーっと『針千本の飲ます』の部分を本気にしたまま
約束を守り続ける事になるだろう。

横で見ていたサマエルも親切に教えてやるような野暮な事はせず
かわいい儀式をする2人に青い目を細めつつ
針千本はどうやったら飲ませられるのだろうと
邪神らしい黒ーいことを考えていた。









その後、ダンテは別の店で特大のストロベリーサンデーをご馳走になる。

だがそれは何分以内に食べればタダ
残してもタイムアップでも有料とかいう系統のバケモノサンデーで
大食いのダンテですら一瞬顔を引きつらせたほどのものだった。

もちろん純矢はその時忠告した。
無理ならギブアップしてお金を払おうと。

だがダンテはその忠告を約束通り聞いた。
いや正しくは聞いただけ
あれだけ暴食した後にもかかわらず
意地になってその巨大サンデーと1時間におよぶミエと意地とプライドを駆使した
食べるという行為からするとまったく無意味な格闘をおこない


結果


完食したが腹を壊した。








「・・・・・・なぁ少年、好物で腹を壊すなんて
 切なすぎて泣けてきそうだと思わねぇか?」
「だから無理ならやめとけって忠告したのに・・・」
「・・・何言ってる。やる前からギブアップできるわけ
 ・・ってオイ、この距離からでも臭うそれはなんだ?」
「正○丸って言うお腹壊したら飲む薬。海外旅行する日本人の必需品かな。
 トール、フトミミさん、ちょっと押さえてて」
「承知」
「わかった」
「・・ちょっと待て、なんで薬飲むのに押さえ込む必要が・・
 ってクサッ!?おいオマエそれホントに薬か?!!」
「良薬は口に苦いって言うし、針飲むよりはマシだろ?」
「だからちょっと待て!う、くっさ!よせ!そんなもん飲んだら余計腹が壊れる!」
「大丈夫だって。それにダンテさん状態異常にならないじゃないか」
「それは攻撃されての話でそれ以外だと無効だろ!
 だいたいオマエ、それ知ってからオレにマッスルドリンコ散々飲ませて遊んで・・
 ってコラ待て!やめろオイ!ちょ、マジでやめ・・・・!!








その後、サマエルはふと思ったのだが・・

ダンテの性格からして、好物がらみでの忠告はどうせ無駄だと
彼の性格を知る純矢もわかっていたはずだろうに
なのになぜあの暴食後にトドメとばかりの巨大サンデー討伐に誘ったのか。


・・・まさかジュンヤ様、ワザとですか?


それが純矢の故意だったかそうでなかったかはサマエルにもわからない。

ただその一件以降、ダンテが食事に関してちょっと大人しくなったのは事実である。














ノートに残ってた療養中のネタ。

ドリンコの話は実話です。魔人達はあんまり変化ないんですが
一番かわいいのはフラフラしつつ立ち直ろうとしてるサマエルですな。
ふせしてるケルベロスもかわいいけど。


・・・・え?コメントのしどころ違う?


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