ウィザードリーY



一見地味なRPGですが一番の売りは主人公の顔グラフィック作成。
私はここでドット絵を会得しました。
兄に暗いとこを這い回ってるだの、足音しかしないだの
他に人間がいないだの散々言われてめげなかったのは
自分で作ったキャラへの愛情以外のなにもんでもありません。

・・・いや、まぁ、実際言われた通りなんです。
スタートは入ったはいいが帰り道のふさがれた廃墟の城。
あう奴あう奴モンスターで、レベルの低いうちは攻撃が当たらず
ズルズル音をたてる妙にリアルなスライムや単なるネズミにも殺される始末。
城に閉じ込められた状態なので町も村も宿もない。
寝るときは野宿。もちろん物騒な所なため寝込みを襲われることもしばしば。

なーんて暗い点をあげてたらキリがないのでここからは良い点を。
はじめは苦労しますがレベルさえあげればこっちのもの
「かくれる」のコマンドを習得してノーダメージで勝利する事や
転職をくり返して魔法を使う戦士なんかも育てられます(多少のコツはいりますが)。
戦闘時敵の絵は常に動き回ってときおり声も上げ
魔法にもちゃんとしたグラフィックがついていたり召喚モンスターを戦闘に加えたりと
地味な外見と裏腹にいいことはけっこうたくさん。

しつこいようですが見た目は地味です。やってみても地味です。
しかしやりこんでコツをつかんだ人にだけ味のでる不思議なゲーム。
自分のキャラに愛情をそそげる方はおすすめ。

ただし注意してほしいのがこれの続編「ガーディアの宝珠」。
これはフォローのしようがありません・・・マジで。
Yをクリアして気になる人は買ってもかまいません安いです。
ただし安いだけの価値だということは肝に命じておいてください。





ザキングオブドラゴンズ


昔ゲームセンターにあったのが移植されたRPG風横スクロールアクション。
私は学生時代はまって千円ほどつぎこんでクリアした記憶があります。

ファイター、プリースト、ウイザード、ドワーフ、エルフ(全員男)から1人を選択
敵を倒しながらすすみ赤い竜を倒すのがぶっちゃけた目的。
一面クリアするごとに武器や防御アイテムがもらえ
進むにつれて剣や盾、杖とか弓とかが豪華になっていくのが妙に楽しいゲーム。

初心者には防御力の高いプリーストがおすすめ(・・むさいけど)。
2Pプレイもできるので1人がエルフで矢を撃ちまくり
仕損じたやつはファイターで倒すというのも一つの手です。

私の愛用はウイザードなのですが
なにせ魔法というのは威力と引き換えに隙が大きいので
囲まれるとたまりません。必死で背後をとられないように逃げ回り
「こっちくんなあっちいけーー!」とばかり至近距離から炎や電撃をぶっぱなすのが
ちょっとした快感でした。

ラスボスはかなりの長期戦になりますが、裏技にクレジット99増加が存在します。
きめられた数のコンテニューで最後まで行く自信のない人は探してみてはいかがかと。





マイトアンドマジックBookU

箱を見て買う人はまずいないだろうソフトその1。
どう見てもアメリカ風RPGの絵の書かれた箱をしてますが中身はいたって普通。
3DのRPGです。が、まがるときにあんまりカクカクせず、どこにいても空が見えていたり
明かりがあるので意外と暗くないのが特長。

オートマップ式で一度通った場所は記録され
強い武器が道端に落ちていたりするので辛気臭ささはあんまりありません。
ごく普通のRPGなのに「あほ」と兄に言われるまでえらく長い間やってました。
理由は主人公の性別選択、仲間の自由な入れ替え、あと顔のグラフィック。

このシリーズはけっこう長く、ほかのシリーズは外国産なようで実写のリアルな
外人さんの絵ばっかりなんですが、これは普通のドット絵です。
ちっさいけれど実写はどうにも好きになれない私の好みです。

強い仲間を見つけたらすがさず弱い人と入れ替え、パーティーを強化できるのが
はじめのうちはとても重宝。各職業によって馬鹿みたいに強い人もいるので
あっちこっち探してみましょう。歳くってたりしますが若返りの泉を使えば問題なし。
ただこの泉はけっこう強い敵が守っているので初めはそいつを倒す事が
当面の目的になるでしょう。

ちなみに忍者のナンバーワンはすさまじく強い敵につかまっていますが
この人は成長すると戦闘開始時に999フルダメージをたたき出すたのもしい人。
苦労する分の強さ十分です。かと思えば騎士のナンバーワンは
わき道をうろついていると見つかったりしますが・・・。

あと酒場のメニュー。飲み物と食べ物があって・・・両方ランダムで腐ってます。
しかも食べ物の方はどれもモンスターの名前がまじっていて食う気がしません。
ただ食べるとおきるイベントや通れる場所とかあるのが妙な話。
ファントムプリンてどんなのだ?トロールのフライって・・・・。






ソードワールドSFC

エルフの男にはまりました。丁寧口調、それがすべて
・・・てなことはさておき、これは元々テーブルトークという少し昔の遊びものから
出てきたもんなのですが、そんなの知らなくても自由度が高く十分遊べます。
私もぜんぜん知らなかったけど問題なし、むしろ本にすればすむような
一本道RPGではないところが気に入って馬鹿のごとくやりたくりました。

まずすることは主人公の作成。種族、性別技能なんかをきめて宿にいる冒険者を
てきとうに仲間にして行動開始。
自分含む5人パーティーでいくつかあるシナリオを選んで進み
いくつかシナリオをクリアしていくんですが・・・その最中
仲間がわいわい会話してくれるのが楽しいくてお気に入り。
で、その中心にいる主人公が自分で作れるのが最大のミソなのです。

主人公として選べるのは人間、エルフ、ドワーフ
グラスランナー、ハーフエルフの男女。グラフィックも全員違い、話し方もちがい
職業なんてものはなく技能レベル次第でなんでもできます。
私は丁寧口調の男エルフをソーサラー技能中心にきたえまくり
集団殺戮魔法の鬼にしてました。

歩く早さと戦闘に関しては少々だるいかもしれませんがシナリオ一本ずつがおもしろく
フローチャートで何度か楽しめ、なにより自分で作る主人公が好きな人はおすすめ。

続編に2もありますがこっちは連れの騎士にせっつかれて
シナリオの自由度は落ちてます。
ただ戦闘や移動の早さ、アイテムや魔法の名前の横に絵がついてるのはけっこうな進歩
・・・なんですがやっぱり自由に町を行き来できなくなったのは少々さみしい。
しかもあんなラスボスの倒し方ってありかよー!とか思いますよ、せつに。





ダークキングダム

パッケージを見て買う人はいないだろうソフトその2。
その名の通り内容はちょっぴりダークです。主人公は人と戦う魔王軍のわけあり新兵。
でも見た目はほとんど人間です。仲間も見た目は人間です。
360度魔物がうろうろしてるわけではなく時々デ○ラー総統みたいなのが
出てくる程度なのでご安心を(人相悪い人多いけど)。

主人公がカッコ良かったのでやってましたが、システムも悪くなく
戦闘グラフィックもきれいで難易度もそう高くないのでそこそこ良い物。
しかもこちとら魔王軍なので人間の村に行くとアイテムはタダ。
人間側の勇者とも何度か戦う事になったりしますがそう暗い話ではないです。
本人らは大まじめでも時折ギャグ要素がからんでます。
こんな魔王の手下もいるんだなーとか思って楽しんでみてはいかがかと。

・・・ただ・・・その・・・このゲーム、最後の方でその名の真の意味を
知る事になるのですが・・・これ以上書くとまずいかもしれないので後は
ご自分の目で確かめるのをおすすめします。





ガイア幻想紀

とある少年が父の声に導かれ、形見の笛を片手に世界の遺跡をかけめぐるという
謎解き風アクション物(だと思う)。
人から借りてプレイしてたのが気に入って中古で購入。

主人公はテムといって初めは近所の友達と遊んでいる普通の少年なんですが
この子話が進むに連れてどんどんスゴくなっていくんですよ。
まず小さい笛で敵をぶん殴る。スライディングで穴を通り敵も倒す。
回転して20mくらい平気でジャンプしさらに変身までします。

変身後はフリーダンといって髪の色だけ同じで剣と鎧で武装して
ほとんど別人になるんですが、これが結構カッコイイ。金髪長髪が好きな人は必見。
ちなみに変身には二段階あって最終的には人型オーラのシャドウになるけれど
私は金髪の方が好き。

行動力はテム、攻撃バランスはフリーダン、万能はシャドウってとこでしょう。
しかし変身できるようになってからはテムが非力に見えてしょうがない。
でも1ヶ月海で漂流したり、100mくらい落下しても普通に着地するタフさは
すごいもんがあります。





ライブアライブ

私にはよくわからない、キャラデザインが豪華すぎなゲーム。
主人公は7人。それぞれゲーム内ではちょっとわかりにくいかもしれませんが
主人公ごとにデザインした人が違っていて
いろんなマンガ家の人がキャラデザインにかかわってます。
少年サンデーで今も書いてる人とか
少女漫画の人とか、成金アホ御曹司書いてた人などとにかく色々。
箱を見れば何を書いてる人なのかわかるので、興味持った人はまず箱を見ましょう。

ジャンルは・・・たぶんRPG。主人公によってSFだったり西部だったり江戸風だったり
中国だったり、原始時代だったり始まる場所も目的も話の展開も人それぞれ。
7人の主人公でお話を完成させ、さらに次の見えないシナリオ・・・と、ここからはナイショ。
一見なんのゲームかさっぱりわかりませんが
私は1個で七度以上おいしいゲームだと思っています。
欠点と言えば近未来と現代のシナリオが少し難しいくらいですか。

おすすめは丸っこいロボットが主人公のSFシナリオ。
BGMもほとんどな、く行動範囲も宇宙船内部でそれほどないのに
なぜかすごく引き込まれます。
攻略本はありますが、見ないでも解けるので1度解いた人か半分進んだ人は買ってOK。

一見地味ですが某有名な会社が出してるソフトなのでそこそこおもしろく安心の一品。
箱の絵を見て好きな漫画家がいれば買っていいかも。





フェーダ

シミュレーションRPGです。
中古屋で見かけると、安いのでおもしろくないのかと思われがちですが、違います。
それなりによくできたシステムで、戦闘シーンもアニメーションで、攻略本も豪華で
ドラマCDも出ていたくらいのしろものなのです。スーファミなのに。

ここには敵ターンとか味方ターンというものはなく、敵味方交互に行動順がまわってくる
戦闘はいわゆるオセロ式なので、そこそこスリルと現実味があります。
なおクリア条件には目的地到達などもあり無駄な戦闘をするとある値が下がります。
これがこの世界のちょっとしたポイント。
この値は無駄な戦闘をしたかどうか、つまり敵撃破数で変わり、低いとロウ。
敵をたくさん倒して高い場合はカオスという称号になり、これによって仲間になるキャラも
かなり違ってくるのです。
ロウでは味方の数もそれなりに多くなりますが、カオスの場合は少数でも実力派。
この手のシミュレーションに自信のある人はカオスを。無駄な殺生が嫌いな人は
ロウの方針で進むのがよいかと。

ちなみにどっちでも仲間になる人もいて、どっちつかずでも生きていますが白黒はっきり
させた方が楽です。無益な殺生はしないか、殺るならとことん皆殺しにしましょう。

あとここのキャラは独特で、半人半馬とか狼人とか
黒ヒョウ人とか竜人とかいろいろいます。
なのに機械人とかバズーカが出てきたり近未来要素もあったりと
ファンタジーとは一味違う世界があるのもこれの特徴。

で、なんで安値になってるのかは不明ですが。





ファイアーエンブレム 
紋章の謎


今さら説明するまでもない有名作なので、私の印象に残った事を書きます。

まず第1部。とある国の3人いる斧使いに
一人だけ青い人がいました。名前はバーツ。
なぜか一人だけクリティカルを連発。成長もやけに早く
気がつけばクラスチェンジもしないのにいつのまにやら一軍エース。
たった一人で城の深部にいる勇者2・3人をばっさばっさと斬りまくり
レベルも真っ先に最大値になりましたとさ。
一人色が違っただけなのに偉い強さ。顔もけっこうカッコイイしね。

次に2部初めからいる騎士隊の中に一人だけパラディンがいました。
名前はアラン。本名アラン・アルギス(小説設定)。
最初からいる騎士の中で最も頼りになるなるのですが、なぜか成長が妙に遅い。
なぜかってと病を押して戦場に出てるからだそうです。
詳しくは小説や昔の物になりますがゲームブックをご覧下さい。

ホレますから。

この人は小説ゲームブック等で多少ひいきされています。
興味のある人は探してみましょう。
私も実はゲームクリア後に文字を読んでホレたクチです。
知らない人は何冊かある小説を読んでみて下さい。
そしてアランという人にホレましょう。

というかホレて下さい。

いや!むしろホレろ!!(横暴)

あれでホレなきゃ女じゃねえーーー!!(錯乱)


・・・ともかくアランは私のゲーム人生最愛の聖騎士様。
これが言いたいがためにこのゲームを取り上げてみました。

馬鹿ですんません。





ナイツオブラウンド

横スクロールの中世風アクション。
知ってる人は知っている円卓の騎士がベースになっています。
ただし話っぽい話はほとんどナシ。とにかく敵を剣や斧でぶん殴って進めばOKです。
キンドラ(キングオブドラゴンズ)の方が途中で出てくる人の話で
ちょっとはわかるのですが、こちらはノンストップのどつきあい。

話なんかどうでもよし!男はとにかく拳で語れ!
と、イベントなどでスキップボタンをおしげもなく押せるタンパクなお方は
こっちの方がいいかもしれません。

キンドラとの違いは武器と一緒に鎧もゴージャスに変化する事。
皮鎧から鉄鎧、最後にはマント付きごってごての全身鎧で歩きます。
あと・・・防御後一定時間ダメージを受けない事ですか。

主人公は3人。バランス型アーサー(後のアーサー王)
スピード型のランスロット。パワー型のパーシバルの中から選択。
兄弟内では私がアーサー、弟がランスロット、兄がパーシバルを使っていました。

・・・、兄のパーシバルが最終ステージの少し前、すごい事になりました。
このゲームを知っていてパーシバルを使っていた人はお分かりでしょう。

例のアレ、別人化です。

兄はあまりのショックに数年たった今でも、この話を遠い目をしつつ語ってくれます。
知らない人は知って下さい。これぞ(身内内で)カプ○ン最大のバグです。

つーか・・・どうしてあんなの製品テスト段階でだーれも突っ込まねんだー!!





以上、最終カセット時代のお話でした