無双オロチZ
PS2にあった無双オロチと同名の魔王再臨というのを合体させ
絵を綺麗にしてちょっと面も追加したらしい
じゃあ何で最初からそれで出さねぇんだ小出しにすんな
とか両方持ってる方から怒られそうな三国戦国無双コラボアクション。
いやでもそれはそれで多分メーカーの都合とか容量の都合とか
その他ごにょごにょの都合・・なんでしょうたぶん。
でもオロチや戦国なるものをまったく知らなかった私としては
そこそこに楽しかった一品。

さてこれ、無双とはなんぞやとい説明を飛ばし、最初に書くべき点は使用キャラ。
三国無双と戦国無双のキャラほぼ全部に加え+αの人達もいたりして
使える人数がハンパなく、説明書にあるだけでも使用できるキャラが
最初から全部は無理ですが総勢93人もいやがる。

でもその全部を育成する必要はないし
誰でクリアしないと誰かが出ないとかいう制限もありません。
蜀、魏、呉、戦国のお話をどれか進めていけば
その途中でふっと誰かが仲間に入ってくれて以後使用可能になったりします。
とは言え話の都合上、勢力別のお話モードの場合では
使用できる人はある程度制限されますが
クリアすれば誰でも自由に使えますのでご安心を。

んで、私の知ってる無双(三国無双1〜3エンパ)からして
いい変更点だなと思ったのは以下の通り。

○最初使える人は相変わらず限られているものの
 お話を進めていけばクリアせずとも適当に人員は増えていく。
○強さがレベル制になっており、剣とか盾とか集める必要なし。
 あと蓄積される経験値というものがあり自由に振り分けもできるので
 まったく使ってない人もちゃんと強化ができる。
○武器の強化や調合ができるので好きな属性とか特性がつけられる。
 (火、氷、攻撃速度、攻撃範囲強化などなど)
○馬の鐙がなくても遅い馬なら召喚できる。
 速い馬は馬術のスキルを集めることで自然と乗れるようになり移動が超楽。
 しかも馬はどこに乗り捨てようが(最後に降りた馬が)
 指笛1つで自分の近くまで戻ってくる。
○第四武器の獲得がこれこれこうしろの条件制ではなくなってて楽。
○3人1チームで行動し、入れ替えはいつでも自由にできる。
 あと控えにいる人の体力や無双ゲージは勝手に回復し
 入れ替わる時一言しゃべるのも楽しい。
○3人同時攻撃がかっこいい。本当は体力ギリギリでしか発動しないけど
 錬成を使えば普通に出せる。
○貴重品集めでそれほど急かされない。どうして出すかも説明がある。
○敵が多めで処理落ちが少なめ。
 でもさすがに兵士50人武将8人くらいの混戦になると
 敵が入り切らなくてごそっと消えちゃう事もありますが。
○基準は不明ですが戦意をなくした敵兵などはへっぴり腰で拠点へ逃げ帰る。
 これはこれで余計な手間と無駄な殺生がはぶけて良い。
○三国と戦国でチャージの方法が違うけれど
 プレイ中に個人別の操作方法が確認で出る。

続けてダメってワケじゃありませんが、マイナスかなと思われる点。

●出てくる人数が人数なのでエディットのたぐいが一切なく
 OP、ED、武将、護衛、どれも自由に作ったりできません。
●おまけ要素も壁紙とかだけであまり収集欲をかき立てるものはなし。
●拠点をつぶしても近くに敵が少し残ってるとあっさり取り返される。
●一般兵に紛れて凍らせてくる妖術師がジャマ。
●ラスボスに妙な無敵時間がある。
●無双ゲージがたまりにくい。控えに入れてないとほぼたまらない。
●敵の妖魔の女軍師が仕様とわかっていてもムカツク。
●個人意見としてお話のスジがムカツク。
●火計や毒霧にかかると時間経過とともに体力が勝手に減る
  というのを誰も説明してくれないから何度理不尽な自然死したことか!

あと+でも−でもない気がついた点は次の通り。

◇三国と戦国入り乱れてのお話ですが
 別にこれといって違和感も連帯感も感じない。
◇三国と戦国でチャージのボタン入力のタイミングが違う。
◇キャラにパワータイプとかスピードタイプとかありますが
 別に気にしなくてもよかったです。
◇人数が人数なので個々の管理がちょい面倒。
◇場所によっては良し悪しですが敵の増援が猛烈。
◇錬成で作れる能力にバランスブレイカーになるものがアリ。
◇やぐらを壊すと倒れた材木でダメージくらうのがリアル。
◇貴重品が錬成素材だけになり、その他の強化はスキルで決まる。

などでしょうか。

最初見た時はちょっとスカスカした感じがしましたが
やればやるほど楽しくなってかなり遊ばせてもらいました。
が、上にちらほら書きましたが話とキャラ的にムカツク場面も多少あります。
ま、それは個人意見だしなによりゲームの話ですので気にしないで
二番煎じとか苦し紛れとか思わずに手にとってみると
意外に面白かったと思うやも知れません。たぶん。




もどる