少し昔のアメリカ大陸を舞台にしたRPGです。
ただRPGといってもシステム的に色々クセがあるので
攻撃方法を選んでボタンを押すだけのRPGだと思ってると
ちょっと痛い目にあうかも知れません。

まずこの世界、戦闘や店などで
ジャッジメントリングというのをしなければなりません(店は任意ですが)。
これは平たく言うとロシアンじゃないルーレット。
丸いリングの中で回るバーをいい位置に止められれば
攻撃や魔法の効果が高くなったり物が安く買えたりします。

失敗すると攻撃や魔法が失敗判定になったり物が原価取引になったりしますが
まぁそこら辺は慣れ。あとシステムをいじくったりすれば何とかなる・・だろうし
ゲーム内でも詳しく教えてくれるので大丈夫でしょう。多分。
最初はバーの回転が速いわ1人きりだわで戸惑いますが
反射神経と動体視力を養うつもりでがんばりましょう。
流行ってるらしいですし。

そしてそんなシステムの話はゲーム内で見るとして問題はキャラ。
まず主人公(といっても人数が増えれば入れ替え可能な主人公)が
ニューヨークで探偵事務所をやってるちょっと勝ち気なアメリカ少年。
金持ちの息子でちょっと見えない秘密がある以外は
ごく普通のどこにでもいそうな少年で「あ、なーんだ普通」
と思われるかもしれませんが・・甘いです

この世界、実は
普通な奴が圧倒的に少ない
最初は普通なこの少年も後々普通じゃなくなりますし
何よりこの少年これから書く連中全てのツッコミ役になるので
ポジション的にはかなり重要ですし戦闘中敵のデータ撮るのに
のんきに敵を撮影をしたりこの時代に携帯電話を使ったり
後々になると突然どんなお姉様方よりも色気が・・・ごふげふん。

そしてそんな多分普通の少年を筆頭に
仲間連中の事をネタバレに気を遣いながら書くと・・

露出も多くとてもよく脱ぐのでイマイチありがたみが薄い精霊融合なお姉様。
その護衛の体格がよくて殴った方が断然速そうな二丁銃使い。
あらゆる事を勘違いし技も笑えるけどなーんか憎めないアメリカン忍者。
かわいいと言う前にまず怖いの単語が出てくる巨大猫。
カロリー調節で3タイプに変身し性格も変貌する自称美少女吸血鬼。
最初普通の兄ちゃんかと思いきや、仲間にしたとたん変な人の仲間入りな
流しの仕込みギター弾き(でも結構カッコイイ)。

・・とまぁ一体何をどう考えたらこんなメンバー編成になるのか
考えた人の脳内が不思議でしょうがないメンツなんですが
ただこのゲーム、メンバーは面白いんですがその後の事まで考えてなかったのか
ストーリー的にはこのメンバーが集まる所までがヤマでした。

そこから後はなんというか・・露出の高いおねえさん達に振り回され
あくせくしていつの間にか世界を救って終わりな感じで
面白そうなキャラ使ってるのにちょっと勿体ない気が。

ただ最初はダルイ戦闘もある程度レベルを上げコツを掴むと苦になりませんし
レベルもそう上げにくいものでもなくダンジョンも複雑ではないし
セーブポイントも多いのでその点は時間のない人には○でしょう。
あとこれ、アイテムや装備品に全部グラフィックと説明書きがあり
それも結構笑えたりするのが楽しいです。特に忍者の武器が。

あと前作をやってる人は口をそろえて前の方がいいとおっしゃいますので
そこらへんはネット上の1と2のレビューやここを見て
どっちが自分に合ってるかどうか判断してみてください。
ちなみに私はシャドウハーツこれが初体験。
色々と微妙な部分はあるものの笑いの取り方が今までになかったんで
あまりゲームとしての評価にこだわらない方はやってみていいかも。

あと蛇足ですがサブイベントが楽しかったです。本筋と関係ないので笑えて。
特に漢寿司はゴールに行くまでキモイわキショいわそれ食うのかよの連続だったけど
「一言多いだら!」と言った店長に本気でホレそうになったのは内緒です。



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