メダルオブオナー
史上最大の作戦
『君はノルマンディーで何を見るのか。コルト45、StG44、マーケットガーデン作戦
第二次世界大戦ヨーロッパ戦線がここによみがえる』
箱の裏を見てもマニアな言葉がならぶばっかりで、一体何をするゲームなのか
一見してちっともわかりませんが、簡単に説明するとガンコンなしのガンシューティングです。
続編のジャンルはミリタリーFSPとありましたが、やっぱり何の事かわかりません。
弟が黙って置いていったのでちょっとやってみましたが・・・えー・・・その・・・。
なんというか生々しすぎ。
あまりに生々しいのでその手の平和団体さんからクレームレポートが殺到しそうです。
まずプレイしてみると、のっけから洗脳風のヤバげなセリフにのせた実写ムービーがあり
その後自分は数人の歩兵(なんか持ってるのか咳き込む奴多し)と一緒に
簡素な鉄ボートにのってどこかへ上陸中。
途中戦闘機(多分プロペラ)の攻撃で他のボートが撃沈されるのを横目に砂浜に上陸・・・
・・・しようとした瞬間いきなりボートが攻撃を受けて転覆。
水中までバシバシ飛んでくる弾丸にびびりつつ、水中から這い上がると
そこはもう隠れる場所がほとんどないのに弾丸飛び交う砂浜の戦場。
どうしようかとおろおろしてると、ボートにいたとき色々怒鳴っていた
隊長とおぼしき人が呼んでいます。しかしどこで呼んでいるのかさっぱりわかりません。
画面にあるのはコンパスとそれについているやけに見づらい体力メーター。あと弾数の表示のみ。
レーダーなんて便利な近代兵器はありません。
敵も味方もどこにいるのかわかりません。
敵は撃ってきた時の方向だけわかり、味方は肉眼と声だけで探します。
ですがみんな迷彩服。
呼んでる隊長がみつかりません。テレビがステレオになっているのかも確認しました。
見当たらない敵に撃たれつつ、しばらくしてようやく地面と同化しているような(多分)隊長を発見。
援護してくれと言うので、とにかく弾が飛んでくる方を見て敵を・・・
敵を・・・
・・・敵、数ミリで崖の上。照準が合いません。
しかしここは戦場、やらねばやられる。
人かどうかもわからないほど小さな敵(発砲時の光だけ見える)を
人相が悪くなるほど目をキリキリ細め、オートロックのない手動照準をなんとか合わせ
単発ライフルを無理矢理乱射。
なんとか当てて次の標的を探して見えない敵の狙撃に当たりつつもぞもぞ移動していると
どこかにいる見えない味方が「死にたくないだろ!」と叫びます。
当たり前。死にたくなるゲームなんて、死に様だけがやたらドラマチックなスターラスターと
死んだ場所に墓が立つ葬儀屋いらずのワルキューレくらいしかありません。
わかっちゃいるけど敵がやたら遠くて小さくて照準が合いません。
しかも時々爆撃か何かの振動でぶれて照準が合いません。
ですが味方はあてにならないので合わない照準を必死に米粒ほどの敵(らしきもの)に合わせ
単発のライフルを弾を取り替えながらアホのごとく連射しましたが当たりません。
弾ぎれになったので普通のピストルを撃っても距離が遠いのか当たりません。
そして全部弾が切れました。打つ手なし。弾を探してさえぎるものが何もない砂浜を徘徊していると
流れ弾や狙撃に当たり、もうすぐ衛生兵がどうとか言う味方の声を聞きながらいつのまにか死亡。
ゲームオーバーの文字すら出ずに再び何事もなかったかのように戦闘再開。
ぶち。
ムッキーーー!!
ファッキン!ガッデム!!
サノバビーーーッチ!!!(意味不明)
・・・リアルなのはわかります。しかし敵はおろか味方さえもどこにいるのかわからず
敵は撃ってきた方向をたよりに肉眼で敵を探し
自分の目ん玉と耳でわかりにくい味方を探し指示をもらう。
リアルなのはかまいませんが、しかしハッキリ言って不便です。
しかしそのリアルさと不便さが良いと言う人が・・・いるんでしょうかやっぱり??
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