1, 正月からでも隙あらば刃物を振り回す連中 (少年と悪魔一家)
「・・・あのさダンテさん、言っていい?」
「言いたい事は大体わかるが・・オレも心底そう思うから言いたいだけ言え」
「じゃあ言うけど・・・これでもかってほど似合わないね。着物」
「・・・オレの今まで通してきたスタイルと違いすぎるから仕方ないだろうが。
大体オレは何回も嫌だって言ったのに、この親父がうるさくて・・」
「何を言う。日本で新年を迎えるなら日本のしきたりに従うのが道理だろう」
「・・いえ別に正月だからって着物を着ないといけないっていうしきたりはないですよ。
それとさっきから気になってるんですけど・・
バージルさんとダンテさんのはともかく、スパーダさんの着てるのって
和式の結婚式でお婿さんが着るやつじゃないですか?」
「ははは、新年早々細かい事は気にするものではない」
「・・・言ってる事がさっきと全然違うだろうが」
「そうか。お前がそう言うならしかたがない。潔くこの場で介錯を・・」
「こらこら!年は明けてるんだからもう忠臣蔵ごっこはしない!
あ!ほらバージルさん足元気を付けないと踏むって言ったのに!?」
「・・・(コケて打ったデコを押さえつつ)歩きにくいぞこの服。新手の拘束具か何かか?」
「確かに扱いにくくて今はあんまり着る人もいないけど違うよ。
・・スパーダさん、もう着替えさせてもいいですか?
このままだと2人共まともにおせちも食べられそうにないですし」
「いや、まだ君にはこれを着てもらっていない」
「・・・あの・・・すごく嬉しそうな所に水さして悪いんですけど
それ和式のお嫁さん衣装ですよ?」
「・・・おいバージル、オレはフスマごと突き刺す役だ」
「・・・では俺は天井から落ちてくる役を」
「仕置き人ごっこもダメーー!!」
顔を合わせりゃケンカしてそうなこの一家
最終的に斬り合いに発展する時代劇が好き。・・という妄想。
・・年明け早々血染め式な会話書いててすみません。
2, 鬼の人とノンストップ父 (父とフトミミ)
「ん?私がどうして息子とジュンヤ君との風呂の時間を邪魔しないか?」
「ペラペラの彼が不思議そうに言っていたのを思い出してね。
何事もないのならあまり詮索するつもりはなかったんだけれど・・
一応参考までに聞いておこうかと思って」
「ははは、そんな事か。そんな分かりきった事わざわざ聞くまでもないだろうに」
「紳士だから・・・かな?」
「ご名答。それに私はあくまであれの父であり、ささやかな助力者である身だ。
そう易々と手出ししていては年長者としても親としても死者としても示しがつかない」
「では1つ聞くけれど、高槻が一緒にどうですかと風呂を勧めてきた場合は?」
「据え膳喰わねば男の恥として出来ることを全てする(早口かつ真顔)」
「・・・・・。えーと・・・一言いいかな?」
「ん?」
「頭の皮剥ぐぞ」
アホな話ですみません。
気がついたらこんな事を無表情に言えるフトミミさんになってすみません。
泣ける話書いた後にこんなネジの飛んだ父書いててすみません。
あとこの後の話なんて怖くて怖くて書けませんのですみま・・(以下略)
3, 非力な彼の微弱で強烈な攻撃方法 (Dとピッチとミカエル)
「いいからやってみろ、ほら。こっちの言うことは分かってるんだろ?」
「・・ヴゥ〜(分かってるけど嫌がってる)・・・」
「・・何をしている悪魔狩り。非力な幽鬼に嫌がらせか?」
「違う。ちょっとでいいからオレに向かって攻撃してみろって言っただけだ」
「・・・・・・・・・」
「下水見るみたいな目で見るな!そう言う意味じゃない!
この前の戦闘でコイツが普通の攻撃でオレより高い数値出したから
どれくらいの力があるか試したかっただけだ」
「・・・なんだそんな事か。それならば比べるまでもないだろう。
我らは御魂による強化合体が可能で、貴様には不可能。
それに幽鬼は戦闘に参加せずともひとりでに力を付けていて
主の元に来てからの期間が私よりも貴様よりも長いのだから
ならば能力が自然と引き離されるのは当然の・・」
「だがほとんどストックにこもってて滅多に戦わない
こんなひょろ長い干物みたいなのがオレより強いってのは納得いかん」
「・・・貴様物を買っても面倒がって説明書をまったく読まないタイプだな」
「・・・ヴィ〜(入りきってないけどミカエルの後に隠れて困ってる)」
「まぁつまり・・・ピシャーチャの攻撃の威力の程を確認したいのだな?」
「あぁ」
「ならピシャーチャ、遠慮することはない。一回とは言わず何回でも攻撃してやれ」
「!?・・ヴァイォ〜!(だって仲魔内でケンカしたら怒られると言ってる)」
「別に焦る事はないだろう。いつもお前がしているアレをすればいいだけの話だ。
あれなら大した事態に発展せず物事が収拾される」
「・・ォ(あ、そうかと思ってる)」
「・・・いつものアレ??」
「ただ単に攻撃力と言ったのだ。手段は問わんだろう」
「・・!?ちょ!ちょっと待て!確かに言ったがそれとコレとは別問題・・!
オイコラ待て!にじり寄って来るな!オレが悪かっ・・!」
「ヴ(吸血開始)」
確かにこの子はいつの間にか素手で殴らせても強くなってるんですか
なんか不思議な話、血吸わせた方が数十倍のダメージ与えてそうな気がするんですよ。
4, 想像は自由だけど、ものには限度ってもんがある (3Dと3V)
「コートなしはありそうな話として・・1・・ってのも妙な話だし
いや実は髪下ろしてそれで1つって話もありえそうだな」
「・・・人の顔を見ながらぶつぶつと考え事をするな。魂が腐る」
「タンパクにひでぇ事言うな!いいだろが別に!」
「お前が考え事をする時は十中八九ロクな事態にはならん」
「ロクな事って・・別にただあんたの服のこと考えてただけだぜ?」
「服?」
「SEでのコスチュームだよ。オレにいくつかあったんだから
あんたにだっていくつかあるだろ」
「・・そんな事をお前が考えて一体何の利益がある」
「別にないけどなんとなく面白いから」
「・・・・」
「でもよ、コートなしってのはまぁありそうな話として
よく考えたらそのカッチカチのコート以外っての、結構想像しにくいんだよな」
「・・だったらするな」
「でもせっかく出るんだったら何か他の服も着てみろよ。
オレが適当なの考えてやるからどれか選べ」
「・・・喜色満面の拒否権なしか?」
「えーと、そうだな・・・そのかっこにウサ耳とか、黒ビキニパンツ一丁とか
今流行りのメイドスタイルに・・・あそうだ、レディの服って手もあるか。
あとイロモノ系であのハゲと同じ髪型(?)ってのもアリだな。
んで?今の中でどれがいい?最低2つは選べ。今すぐに」
「・・・・・・」
「バージル、最近ダンテの姿を見ないが・・
またどこかへ狩りか遊びにでも行ったのか?」
「・・・豆腐のカドに頭をぶつけて死んだ」
とりあえず嫌なものをピックアップ。・・・いえほんの冗談です。あ、でもメイドはちょっと・・
5, こんな連中だけど (少年とマカミとブラックライダー)
「そう言えばマカミって、いくらレベルが高くなってもあんまり強そうに見えないな」
「・・オイオイ失礼ナ事言ウナヨ。大体おれハ魔獣ダッタトキモ神獣ノ今モ
らんくトシテハ一番下ナンダカラシャアネェダロ」
「そうだっけ?じゃあブラックは?」
「・・・ほぼ中間・・・」
「あ、そうなんだ」
「デモソンナらんくガ低イ奴ニ色々頭使ッテ
まはらぎだいんトカざんだいんトカ覚エサセルオ前モ、相当ナ物好キダヨナ」
「そうかな」
「ソレニ骨ノ旦那ダッテ攻メテヨシ守ッテヨシナすきるデ構成サレテンジャネェカ。
コレモ愛情ノタマモノッテヤツカ?」
「え?いや・・・そんなんじゃなくて、こうなったらいいなって色々考えてたら
自然とそんなスキルになったんだよ。
それにマカミは元もってるスキルだけだと火力不足になるだろ?」
「ソリャマァナ」
「あ、でも2人だけじゃなくてみんなにも共通する事だけど
ちゃんと生き残って欲しいっていう気持ちはみんなのスキルには入ってるから」
「アァ、おれラノ大半ニ回復魔法持タセテルッテあれカ」
「そう。ないと俺がアイテム投げたり魔法使わないといけないけど
あればみんな自分たちで回復できるから助かるだろ?」
「・・・確かに・・・」
「でも2人には戦闘だけじゃない所まで助けてもらったりしてる。
これからも助けてもらうかもしれないけど・・ごめんな」
「ハ?コラ何言ッテヤガル。ソコハアヤマル所ジャネェダロ」
「え?」
「確カニテメェハ鈍クサイガ、ソレガ嫌ダッテイウンナラおれラハココニイネェヨ。
自分ノ事デ後ロ向キニ考エンノヨセヨ辛気クセェ」
「・・・辛気くさいかな?」
「嫌ナラサッキノ言イ方直セヨナ。
ホレ、コンナ時ハイツモノあれデ十分ダロガ。ナァ骨ノ旦那」
「・・・(うなずく)・・・」
「そっか、じゃあ・・言い直し。
これからも色々あるだろうけど、コンゴトモよろしく」
「(しっぽ振りつつ)オウ、ショウガネェケド面白ソウダカラ付キ合ッテヤラァ」
「・・・・(無表情だけど馬のしっぽが一回だけゆれた)」
花も色もあんまりないけど、私はこんな連中が大好きって事で。
6, レア度6、若ダンテが釣れた (レイダと3D)
「♪〜(ジャングルの河で釣り中)
・・ん?あれ??・・なんか引っかかった。
よい・・しょっと!」
「(袋詰めで足だけ出た状態でつり上げられた)」
「げ!?なんでこんな所でこんなサスペンス調が釣れるのよ!?」
「・・・・・?・・!?ー!!〜!〜(気がついてもがいてる)」
「あれ、なんだまだ生きてるじゃない」
「ー!〜!!・ー!(出せと言ってるらしい)」
「・・元気な捨てゴミだこと。はいはい、ちょっと待って」
「・・・・・ぶっは!?死ぬかと思った!?
くっそ!あのやろ切り刻んだあとご丁寧にここまでするかよ?!」
「・・・あらま、元気だけどやけに血みどろな廃棄物ね」
「だれが廃棄物だ!!」
「あれ?でも・・前に来た子に似てるなぁ」
「(装備流されてないか確認しつつ)おいネェちゃん
助けてくれたのは礼を言うがここはどこだ?
急いでるワケじゃないがさっさと帰って倍返ししてやらねぇと気がすまねぇ」
「・・・?・・別人かな」
「?なに1人でぶつくさ言ってんだ?」
「ううん、なんでも。でもここでとれたんならここからちゃんと帰れると思うよ」
「ここからまた流されて帰れってのか?」
「さぁね。でもここに迷い込んだ連中は、みんな水関係の場所で帰れてるから
そのうちここか別のどこかから帰れるんじゃない?」
「・・物を知ってんのか知らないのか微妙なネェちゃんだな」
「どっちかってと知らない部類だけど、変な事態に遭遇する事には最近慣れてきたから」
「・・・ホントに変なネェちゃんだ」
「そうかな。血みどろで袋詰めにされて
川に放り込まれても死なない方がよっぽど変だと思うけど」
「うるせぇな。ちょっと油断しただけだって」
「ま、いっか。ところでどうする?帰り道見つかるまで一緒に来る?」
「・・・・(かなり大型だけど日本刀背負ってるので警戒してる)」
「ここら辺は視界が悪くて洞窟も多いから、初めての人が歩き回ると危ないけど」
「・・ち、しょうがねぇか」
怪物狩人、今度は若ダンテを拾う。この続きはご要望次第で物置に置く予定。
ちなみにこの時点での武器は若兄とカキコにつられて巨大な日本刀『鉄刀【神楽】』。
7, もう父と言うより傍観者な父 (父と3D)
「・・おや、ダンテ。最近見ないと思ったらどこへ行っていた。
それにその有様・・まるでしばらく野宿でもしていたかのようだが」
「ん?そうか?まぁ・・・確かに色々あったのは確かだがよ」
「バージルが死んだと言っていたが、その様子ではトドメを刺し忘れたようだな。
それともお前の生命力の方が勝っていたのか・・・まぁ無事で何より」
「・・・それ絶対本心で言ってないだろ」
「(優雅に笑いつつ)さぁどうだかな」
「・・ったくこのオヤジといいバージルといい・・って、あ!?」
「どうした?」
「そういやアイツのせいで散々な目にあってたんだ!
オヤジ!バージルはどこだ!?」
「いや・・バージルも最近見ていないな。ジュンヤ君の所へでも行ったのかと思ったが
あれ以来なぜか顔を見せなくなったと話していたようだし・・」
「なんだそりゃ?アイツあれだけ執着してたってのに・・
まぁいいか、いないなら探せばいいだけだ。待ってやがれよクソ兄貴!!(全力疾走)」
「・・待つもなにも・・一体どこへ行くつもりだあいつは」
若兄、あれ以来恥ずかしくて顔を出せないままです。
8, 若兄は傷心のため怪物狩人にひっついて火山に向かいました (レイダと3V)
「・・あのさぁ、何があったのかあえて聞かないけど
なんであたしの所に再度転がり込んで来てこんな暑い中ずるずるついてくるわけ?」
「・・・(暑さに汗をぬぐいつつ黙秘権行使)」
「・・・ま、話したくないなら別にいいけど。
それよりあたしこれから皮膚が岩みたいな奴倒さないといけないんだけど
それでもまだついてくる気?」
「・・どこへ行こうが・・俺の自由だ」
「なんかそれって他に行き場がないって風に聞こえるんだけど」
「・・・・・・五月蠅い・・」
「あ、ところでここって場所によって暑さで死ねそうになる場所あるから
これ、飲んでおいた方がいいと思う」
「・・・なんだそれは?」
「クーラードリンクって耐暑剤みたいなやつ」
「・・・(また飲んだら変なポーズ取らされるのではないかという疑惑の目)」
「?あ、うん。飲んだらやっぱりポーズ取らされる。
でも飲んどかないとここから先ちょっと辛いよ?」
「・・・(差し出されたビンを穴があくほど睨んでる)」
「・・えーと、時間もったいないから言うけど、飲まないなら力ずくで飲ます」
「・・!!(光速で引ったくって飲んだ)」
「よし、えらいえらい」
「・・・だからこの妙なポーズをとらされるのはどうにか・・」
「ならない。じゃあ行こう。それにも制限時間あるから時間とも勝負だからね」
「・・・(俺は何をしているんだろうと思いつつ後を追う)」
最後にお目見えした火山は移動だけでも一苦労な場所でしたんで書いてみた。
そんな場所を鎧フル装備で元気に走る怪物狩人の後を
軽装なのに必死こきヒヨコみたいについて回ってる若兄な妄想。
弟には高圧的で父には対抗的、でもってこの人には理屈抜きに
なぜだか頭が上がらないといいな〜なんて・・。
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