「・・・いや、気まぐれに散歩をしていたら・・
クモに追われるわ人形にたかられるわその人形がやたらに固いわ
見えない場所から攻撃が来るわで散々だったんだ」
「?・・・なんだかよくわかりませんけど、とにかく回復させますね」
「・・君はそんな事も出来るのだな」
「そりゃあこれが出来ないと大変ですしね」
「そうだ、次の散歩には君も一緒に来ないか?
君がいるなら狭い通路でクモに追われて火だるまになっても
せまい部屋の中で巨大なハサミにかこまれても安心だ」
「・・・そういう所に散歩に行かないのが一番安心だと思うんですけど・・・」
3をやりすぎたせいかモードが悪いせいか
とにかく今日やった父は今までやった中で最もカッコ悪かったって話。
2, そういや何であんな所に行かねばならんのか
「・・・やぁジュンヤ君こんにちは」
「あ、こんにち・・・う”っ!な・・なにやったんですかスパーダさん!!
前よりボロボロな上にこの下水を通ってきたみたいな異臭は!?」
「・・・いや銃器をショットガンに持ち替えて前回のリベンジをしてみたんだが
思いのほか先に進めてしまってね。気がついたらハエのたかる水路の中で
変な結界に囲まれて巨大なハサミに・・・」
「(鼻で息をしないように気を付けながら)・・ともかく治しますからそこ立ってて下さい。
でも臭さまではどうにもなりませんから後でちゃんとお風呂に入って
服も全部洗濯し・・・って、なに笑ってるんですか!」
「いやいや、こうして君が世話をやいてくれるなら
●ジにまみれ血みどろになる苦労もまた良しと・・・」
「そんな理由で変な場所を徘徊しないで下さい!!」
全国の真面目な父ファン、超ごめん。
ちなみにこの父、言ってませんが魔人化して息子をシメた後水路に行きました。
3, グレネードジェントルメン
「やぁジュンヤ君こんにちは」
「・・・あ、こんにちは。(ホッとしつつ)今日はボロボロじゃないんですね」
「だいぶにコツが掴めてきたのでね。少々残念だが最近ケガをしなくなった」
「・・そんな事残念がってどうするんですか。
ところでその手に持ってるでっかいの何ですか?」
「グレネードガンだが」
「ぐ・・グレネードですか??」
「反動が大きく連射はできないがなかなか使える銃器だ。どうだ?似合うかな?」
「・・・日本刀背負ってて・・・グレネードって・・・」
「・・?似合わないか?」
「(額押さえつつ)・・・いえ、なんかとっても理不尽ですけど・・・結構かっこいいです」
「そうか!!それを聞いて安心した!
ではオーブを稼ぎにブレイド狩りに行ってくる!」
「え!?ちょっ!一体何を基準にそんな物騒な・・!スパーダさんてば!!」
不思議な話、父は何構えてもかっこいい。
4, スパーダは振り出しに自分から戻った
「・・?どうしたんですかスパーダさん。難しい顔して」
「・・いや、操作になれて楽に前へ進めるようになったはいいが
戻れない場所に2つ3つ忘れ物をしてしまってね」
「大事なものなんですか?」
「あぁ、体力の最大値を上昇させるものだ」
「結構重要じゃないですか。でも・・・取りに戻れないんですよね?」
「いや、今なら取りに戻れないことはないが、少々リスクが高くてね。
しかしこの先の道はまだまだ長くてけわしい。・・ジュンヤ君ならどうする?」
「そうですね・・・先が長いなら
出来る限り準備は整えておいた方がいいと思いますけど」
「・・ふむ。ならば一度戻った方がいいかもしれんな。
また串刺しになったり息子と殴り合わねばならんが」
「ちょっと!?いま小声で何か物凄い事言いませんでしたか!?」
「ではちょっと戻って取りに行ってくる。
ショットガンを取るまでまた血まみれになるかも知れないが
その時はまたお願いするよ」
「わあぁあ!やめて!嬉しそうに何をする気かわからないけど
とにかく変なところを徘徊して血まみれになって来るのはやめてーー!!」
つーわけでシークレットをやりそこねてたので最初からやり直し。
一応断っときますが父はMではありません。
5, だって一回クリアしてるからしょうがないじゃん
「・・・・・やぁ・・・ジュンヤ君こんにち・・」
「あぁぁああ!!(叩きつけるようにディアラハン)
もういいかげんにして下さいよスパーダさん!!
なんでそんなズタボロ状態で俺の所に来るんですか!?」
「ははは。いやクモを倒すところまでは順調に進んだんだが
探さないとわからないような場所に残したシークレットミッションで
黒猫(シャドウ)3匹の攻撃力が思ったより強くてこの有様だ」
「・・・はははじゃありませんよもう・・・。でも前から聞こうと思ってたんですけど
そんなになってまでスパーダさんは何をしようとしてるんです?」
「ん?だから体力の最大値を上昇・・」
「いえ、そのもっと大元の目的ですよ」
「・・そうだな・・(かなり考える)・・・」
「・・・(辛抱強く待つ)・・・」
「・・うむ。特に理由はないな。強いて言うならヒマだからか」
「・・・・・スパーダさん、見捨てていいですか?」
「あ!ちょっと待ちたまえジュンヤ君!冷静に話し合おうではないか!!」
繰り返します。全国の真面目な父ファン超ゴメン。
6, 考えてみればお前のせい
「うわ・・・今日はボロボロじゃなくてずぶ濡れですかスパーダさん」
「はは、今いる所は敵が少ないかわりにシークレットミッションが水中戦なのでね」
「?・・スパーダさん水の中で息できたんですか?」
「いや早めにケリをつけないと危険にはなるが」
「それってつまり出来ないんじゃないですか!」
「大丈夫だよ。銃を撃ちまくって魔人化すればなんとか回復できる範囲だから」
「・・・なに人の狩り場で姑息な事してるんだよオヤジ」
「・・あ、ダンテさ・・・んにしては・・・若い?」
「姑息とはなんだ。生きるための知恵と言え。大体今やっているのは
お前の見逃したシンシザーズを銃撃一発でしとめる所だぞ」
「別にそんなものやらなくても生きていけるだろうが」
「・・・お前は魔人化制限なしでクリアしたからそんな事が言えるんだ。
文句があるなら正々堂々ノーマルモードでやってみたらどうなんだ?」
「うわ!こら待て!息子の顔面に向かってショットガンはないだろ!!」
「心配せずとも魔人化すればすぐに回復する」
「回復するとかしないの問題か!!おいこらそこのヘンな悪魔!
黙って見てないでなんとか・・おわ!?(マト○ックス避け)」
「・・・もうこの人達と関わるのヤだ・・・」
つまり父が今頃苦労してるのは魔人化無制限のスーパーダンテのせいです。
なんか3とは逆でちょっと笑ける。
7, でもこんな息子が可愛くても困る
「・・ふぅん?オヤジの知り合いの悪魔ねぇ」
「・・はぁ(若い時は服がごてごてしてるなぁと思ってる)」
「・・・・・(ジュンヤの周りをぐるぐる回る)」
「・・?」
「その模様、全身にあるのか?」
「あ、はい一応・・・・え?」
「(無言でにじり寄る)」
「あの・・・まさかと思いますけど・・・(逃げ体勢)」
「別に見られて減るほどのものじゃないだろ?」
「そういう問題じゃない!なに未来と同じような・・ぎゃーー!!」
「おっと、オレから逃げられると思っ・・」
「阿著ーーーーァ!!」
「うごッ!?」
「・・・(グレネード突き付けつつ)何をしている」
「っ・・ちょ、ちょっと待て!!息子にイフリート装備で跳び蹴りして
グレネードで追い打ちかける父親がいるか!?」
「それに加えて魔人化しコンボ攻撃をたたき込む父親がここにいるから
それくらいはザラにいるだろう」
「なんでそんな具体的・・ってまさかアンタ!?」
「(無言で発射)」
「うぉ!?(ギリギリ回避)手加減どころか躊躇一切なしか!?」
「・・すまないねジュンヤ君。私の知らない内に息子が失礼した。
まったく、外見は似ているのだが中身が君と違い可愛くなくて困るよ」
「・・・・・・・・スパーダさん、ひょっとして息子さん達嫌いなんですか??」
そりゃあ必死こいて戦ってる前に魔人化無限で楽なクリアされたり
半端にやせた身体で剣振り回されてかかってこられたら
いくら父でも嫌いにもなるわなって話。
ちなみに父のかけ声読み方は「あちょー」ネタ提供はリンクにあるサイトさんから。
8, そういや息子はパンチもキックも似合わない
「そう言えばスパーダさん、その手にしてるやつ何ですか?」
「イフリートという炎の化身が宿る篭手だよ。
最初は使いづらいかと思っていたが、慣れてくるとなかなかに便利でね」
「へぇ・・」
「戦い方は接近体術中心になるが・・どうだろう、似合うかね?」
「・・・似合うって言ったら暴走したりしませんか?」
「しないとも」
「・・・(ため息つきながら)残念ながらスパーダさんって何装備しても似合うんですよね。
ダンテさんだったら日本刀も篭手もあんまり似合わないのに」
「そうか、そうかそうか。やっぱり君はいい子だなぁ(満面の笑みで頭を撫でる)」
「・・・でもその篭手にグレネードガンっていう装備
もの凄く力押しな装備に見えるのは俺の気のせいですか?」
その通りです。おまけにブレイドとやり合ってるうちにものすんごく戦いがうまくなり
転がり回って攻撃をかわし、敵が止まった瞬間グレネードを撃ち
逃げる奴には跳び蹴りをかまし、デスサイズとも空中戦を繰り広げる父は
いつのまにか私のDMC1〜3史上最もアクロバティックに戦う
最高の格闘家になってましたとさ。 ・・・・んぉ?
9, 楽をしたお前に宿題をやろう
「やぁジュンヤ君こんにちは」
「・・・・」
「・・あ、こんにちはスパーダさん・・と、前髪の長いダンテさん」
「普通に言えよガ・・いっ!」
「・・私の知り合いに随分と失礼な口をきくんだなダンテ」
「あの・・いいですよ俺。別に気にしてませんから。
むしろ何か言うたび怒られる前髪の長・・・じゃなくて
若いダンテさんの方が気になりますし・・」
「・・まぁ君がそう言うなら仕方ないか」
「・・・(拳骨落とされた頭をさすってる)・・・」
「どころで2人ともケガはしてないのに服がボロボロですけど
まさかケンカでもしたんですか?」
「いや、私はオーブを稼ぎにブレイドのダース狩りをして
こちらには全面Sランククリアの課題を出しただけだ」
「・・サラッと言ってますけど・・それって結構過酷なんじゃないですか?」
「オヤジはともかくオレはいいとばっちりだ。
全速力で走りつつダメージを受けずにオーブを稼いでクリアだぜ?
大体なんでオレが今頃そんな事・・・」
「一度クリアして武器を全部持っているお前だからこそ、出来るんだろう?」
「うあちち!!だからイフリート装備で首を締め上げ・・!!
おいガ・・少・・?あぁもうガキでいい!!この暴走オヤジ止めろガキ!!」
「あのスパーダさん!なんか焦げ臭いからそのへんでストップ!!」
「・・・(片手で締め上げてたダンテを落とす)」
「げほッ!って・・この!襟が焼けただろうが!」
「元が黒いから大して目立たんだろう」
「スパーダさん、やけに不機嫌みたいですけど・・何かあったんですか?」
「・・いや、まぁ・・(先にクリアしたダンテが相当楽してた事とか
バージルがコンボ攻撃入れてきたとかその他もろもろ)・・色々とね」
「・・・あのサイ○人みたいな連続攻撃や
倒れた悪魔の鼻先でグレネードをぶっ放すやり方が、そんな言葉で済むのかよ」
「・・・?スパーダさんって、確か魔剣士じゃ・・」
「いいや。オヤジはここ最近、殴るか蹴るか爆発させるしかしてないから
爆発魔闘士に訂正しとけ」
買う物全部買ってもまだ父は狩りをしてます。
デスサイズだろうがサイクロプスだろうが関係なしに蹴ってます。
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