1、 やさぐれハンター
「・・・ゲロの袋が手に入らないのよ」
「・・・何だ唐突に」
「武器を作るのに必要な材料が一個だけどーーーしても手に入んないのよ!
たかだか一個よ!?三回はげるゲロ七匹も倒してるのに
なんで一個たりとも手に入らないワケ!?」
「・・ちょっと待て落ち着け。順を追って話せ。まずゲロってなんだ」
「紫色のゲロ吐き散らすでっかい毒トカゲ。
そいつから毒袋って器官が取れるはずなんだけど
7×3=21回もはぎまくってるのに皮とか変なエキスとかしかとれないのよ」
「・・相変わらずたくましいというかワイルドなお嬢さんだな。
ならこの前みたいな群れでも狙ってみたらどうだ?」
「あのね。どんなの想像してるか知らないけど
大きさは前ケンカを売ったリオレウスよりちょっと小さいくらいのヤツだよ?」
「・・・・・・アンタまさか・・・それも1人か?」
「うん1人。武器はこれに変えたけたんだけど」
「・・・オイ・・・それ、武器か?・・・サーフボードの間違いじゃ・・・」
現在リベリオンの3倍はありそうな大剣(センチネル)使って
毒トカゲ(正式名称ゲリョス)と格闘中。
2、 アイツに向かって八つ当たれ
「・・片手剣使っても取れなかった」
「・・そうかい」
「ためしにボウガンでやってみても時間切れした」
「(どうでもよさげに)ほぉ」
「おまけにアイツの皮、人の攻撃よく跳ね返すくせに使い道が少ないのよ」
「そりゃ気の毒だな」
「おまけにアンタの走り方
昔にくらべるとコツコツコツコツ小刻みでなんかせわしないし」
「そうか・・・・って、ちょっと待て。何の話に切りかわってる」
「あと剣の振り方がちょっと重たいし画面は固定されたまんまだし
タゲっても敵がどこにいるかわからないし話のスジがさっぱりだし」
「・・・・オイ」
「まぁスタイル切りかえなくてもよけられるのは便利だけど
あんなに激しく転がり回ってよくやぶれないねその服。何の皮?」
「・・・・・・・八つ当たりでオレ(DMC2)をプレイするな」
つーわけであまりに取れないのでもう意地になって
半日モンハンに費やしてしまいました。
いや、書きかけの話とかはたまってるんですがなんとなく。
でもやっぱりダメだったんでなんとなくDMC2をしてみたら
ダンテ自体はカッコイイけど3に比べて不便がちょっと多い。
そういや2ってDMCのシリーズ内ではなんかなかったことになってるような気が・・・
・・・・・いえ、なんでもありません。なんでも。見なかった事にして下さい。
でも個人的には2が一番カッコイイと思ってます。無口だし
3、 取った!!
「いやっはーーー!!やったわよーー!
11匹目にしてやっと取れたよ毒袋1個!!」
「・・っあぶなッ!?なんでダッシュの終わりに攻撃してくる!!?」
「あ、ゴメン。つい染みついたクセで」
「・・・それで?もう欲しい物は手に入ったんだな?」
「うん、それはそうなんだけど・・
今日聞いた話だと毒の属性つく武器他にもあるらしいんだ。
おまけにそれ攻撃力あるらしくってさ。あと2つ3ついるかもしれない」
「・・って事は何か。アンタまだたった1人の巨大トカゲ(飛竜)狩りを続けるつもりか?」
「んーーもうここまで狩ってたら20匹も30匹も一緒な気がしてさ。
せっかく戦いなれたんだし、こうなったらもう意地って感じかな」
「・・・・・・・オレはアンタと同じハンターだが
正直なところ同情するな。トカゲの方に」
てなわけでしばらく気まぐれに毒飛竜と戦う日々が続くかもしれませんし
戦わなかったりするかもしれません。
レビューで投げといてなんですが一度突破口が見つかると
やめどころが難しいゲームです。
4、 男女平等というか趣味の問題
「やっほ、久しぶり。元気してた?」
「・・してたが・・そっちはそっちで、どう見ても元気みたいだな」
「え?なんでわかんの?」
「その血まみれのサーフボード(大剣)と返り血だらけの鎧と
手にしてる何かの爪でイヤでもわかる。・・・今度は一体何を狩ってやがる」
「ドスランポスっていうランポスの親玉。爪が調合の材料で必要だからちょっとね」
「ちょっと・・で、そんなスプラッターな有様になるのか?」
「うーん、それがさ、その親玉いつも手下っぽいのを3・4匹つれてるから
その場所にいた奴ら含めると、いっつも親玉含めて5・6匹で乱闘になるんだ」
「・・それもやっぱり1人か」
「うん1人。でもこれ(大剣)そこそこ巻き込むから乱闘でも平気」
「・・・・・。まぁ詳しくは聞かねぇ。それで?それは使い勝手がいいのか?」
「そういえばアンタ剣使ってたっけ。なんなら持ってみる?」
「・・(ぽいと無造作に渡され)・・うぐッ!?」
「あ、それ片手で持てないよ。両手でもってふんじばらないと腰がイカれるから」
「・・・(地面にめり込んだ大剣を引っこ抜こうとしつつ)オマエ・・・マジで女か?!」
「うん、一応。でもこっちのハンターは男とか女とかあんまり差はないみたいだけど」
男女は防具がちょっと違うくらいで別に関係ありません。
巨大ハンマー叩きつけようが巨大剣振り回そうが無問題。ワイルドウーマン。
5, あんなサイ○人とサシで勝負できるか!
「・・ん?アイツ・・」
「あ〜〜肩こった。・・お、久しぶり、元気してる?」
「・・よぅ。今日はやけに薄着だな。鎧はどうした」
「うん、ちょっと訓練所に行っててね。あそこ変な決まりがあって
武器は強いのが支給される代わりに防具つけちゃいけないんだ」
「また妙なことに首を突っ込んでるな・・。
しかしオマエ、性格に反してスタイルはいいんだな」
「ん?そう?最近そんなに肉食べてない方なんだけど」
「・・・・・そこは照れるか怒るかするところだろ」
「そなの?・・あ、そうだ。それよりさっき親父さんが探してたよ。
なんかちょっと青筋立ててたように見えたけど」
「何だと!?」
「なんか構えた状態から避けられないのがどうとか
動きが遅すぎるだのとかブツくさ言って・・
・・・あれ?逃げた」
1をしこたまやった後2をするとやりにくいのなんのって。
華麗に悪魔をドツきまくってた父からすれば腹立たしいったらありゃしないって話。
6, がんばれば手が届く防具です
「やっほー久しぶり・・でもないか。元気してる?」
「ん?今日はちゃんと鎧付きで・・・兜を新調したのか」
「うん、訓練所をいくつかこなしてもらったチケットで作ってもらったんだ。
クロオビヘルムって言うんだ。いいでしょ」
「ヘルムって言うよりは額当てだな。まぁ髪型がよく栄えて悪くない」
「でしょ?実は結構気に入ってるんだ」
「・・そうやって見栄えではしゃぐ所は普通の女なんだがな」
「?あたし何か普通じゃない所ってあったっけ?」
「・・たった1人でデカイ斧や剣を振り回して
巨大なトカゲをダースで狩ってる事自体普通じゃないさ」
「そうかな?知り合い(兄使用の人物)にリオレウスとかその雌とか
攻撃を弾きまくる固い竜とか地面にもぐるやつとか
飛竜のたぐいを3ケタくらい1人で倒しまくってる奴もいるけど」
「・・・・・」
上には上がいます。
でも強くて自分好みの防具に出会えた時は
ふと立ち寄った店ですごくいい服に出会えた時と似ています。
7, 続・アイツに向かってヤツ当たれ
「ムッッキーーー!!」
「うぉッ!?なんだ!なんで出会い頭にタマゴの殻を投げつけてくる!?」
「だって!ゴールまであと5メートルくらいだったのに
見えもしない背後から飛びかかってくるなんて非道いじゃない!!」
「・・・いや・・・手当たり次第に物を・・なげるのは後に・・して・・(空瓶とか避けつつ)
とにかくわかるように事情を説明しろ」
「・・・いい防具が作れたんで気分を変えて採取のクエスト受けたの。
・・・草食モンスターのデっかいタマゴ運ぶ仕事」
「で、このカラはその失敗の証拠か」
「だって!!クソ暑い中準備万端で行ったのにあんな妨害の仕方ってアリ!?
もう目の前にあったのよゴールーーー!!」
「・・だから詳しく説明しないとこっちには意味不明な事で暴れ・・
・・ってちょっと待て!オマエその手に持ってるのこの前の閃光・・!」
わかる人にしかわからん事で暴れてスミマセン。でもスッキリ。
この姉ちゃんは私の代わりに色々と代行してくれて助かります。
しかしなんか書いてるうちにジャイ○ンとジャ○子を思いだしたよ。
しかしオンラインのゲームってのは難易度が高いです。
もしこれ読んでプレイしたくなった方
それなりのアクション技能とケチ根性が必要になりますのでご注意を。
失礼ね。ケチじゃなくて生活術よ