1, 事の発端とこぶしのきょうだい
「・・あ、一番若いダンテさ・・ん?逃げてる・・?」
「・・げ!?追われてなけりゃちょうどよかったかもしれないけど
こんな時に間の悪いヤツだな!」
「・・・?なんか・・・このパターン前にもあったような・・・」
「ケガしたくないなら逃げた方がいいぜ!
なんだか知らないが最近気が立ってて・・うおっと!」
「うわ?!・・え!?もう1人!?」
「・・・(横目でジュンヤを見つつ)・・まだ魔具を隠し持っていたか。
それとも悪魔を飼い慣らす趣味でも出来たか?」
「(銃を突き付けつつ)生憎どっちでもないね。
説明するとややこしくなりそうだから詳しい説明はやめとくが
とりあえず色々変な悪魔だってのは確かだがな」
「・・・・・」
「?・・(ダンテに似てるけど雰囲気があまりに違うため
バージルだという考えがわかずに困ってる)」
「・・・(変な親近感があるので見てる)・・・」
「・・・?」
「・・・(超見てる)・・・」
「??・・・え?・・え〜っと・・・」
「・・おいお嬢ちゃん」
「?」
「逃げな!!
(特攻)」
「・・・ち!」
「・・うぅ、何だかよく分からないけど
また変なことに巻き込まれたような気がする・・!」
そういや3見てて思ったんですが、どっちもどっちな性格してるこの兄弟
2, マイク!マイクを真ん中に置け!
「・・今日お前達を集めたのは他でもない。実は最近困ったことがあってな」
「あ、やめろ、聞きたくねぇ。アンタの困ったことは大体オレらにふりかかる」
「いいから聞け。実は最近気がついたのだが・・」
「完全無視か!?」
「実は最近、イフリートばかりで攻撃していたら剣の使い方がわからなくなってな」
「・・・・・はぁ!?」
「広い場所で多くの戦いが出来るからといってブレイドと殴り合いばかりしすぎ
どうやって剣を使っていたかわからなくなった。どうしよう」
「どうしよう、じゃねぇクソオヤジ!!
まさかオレらにフォースエッジと閻魔刀残した理由ってそれか!?」
「・・考えてみればそうかもしれんなぁ(さわやかに)」
「コラコラコラコラぁ!!
なんで伝説の魔剣士が伝説のケンカ士になってんだ!!
おいバージル!さっきから黙ってないでオマエもなんか言え!
ここ会話だけだからなんか話してないと存在忘れられるぞ!」
「・・・ダンテ」
「あぁ?!」
「以前見た人型悪魔に名前はあるのか?」
「てめぇ真面目な顔して上の空かよ!?」
ボケが2名だとツッコミにならざるをえない若。
一応慌てて剣に持ちかえてなんとか使い方は思い出せましたが
やっぱり跳び蹴りの奇襲が使える分イフリートの方が使い勝手がいいような。
あとイージーでターゲットしないで剣攻撃を連打してると
ちゃんと連続攻撃してくれることに気付きました。涙が出るほど今っさら。
ちなみに私が愛用してる狩り場はM11のコロシアム前。ただしイージーでの話。
時々土グモとか牛鎌とかに当たったりもしますが嫌なら戻ればいいですし
グレネードと蹴りがあれば大概何とかなってます。
3, ミッション1 若ダンテ
「なぁお嬢ちゃん、ちょっとマズイ事になってきたぜ」
「・・・あの・・いい加減そのあだ名なんとかなりませんか?」
「ほか考えるのが面倒なんだよ」
「・・・さいですか。
で?あんまり聞きたくないですけどマズイ事ってなんですか?」
「バージルがオマエに興味もちだしやがった」
「・・え?」
「ホラ、この前会っただろ。目つきの悪いアイツ、オレの兄貴だよ」
「えーー!?あれお兄さんですか!?」
「そのえーの部分は何に対しての驚きだ?」
「だって全然似てないじゃないですか!?
ガラの悪さとか素性の悪さとか口の悪さとか!」
「・・・てめぇそれ素で言ってんなら大した度胸だな」
「あ・・・つい本音が・・」
「・・・・よぅし、てめぇのそのデカい肝がどれくらいのもんなのか確かめてやろうか」
「わ!!ちょと待って!なんですかそのギザギザした剣!?」
「・・・・・・おい」
「うわ!?びっくりした!?」
「てめっ!いたのかよ!?いたなら声出せって前に言っただろ!」
「貴様に指図されるいわれはない」
「・・・(うっわ、ガラ悪くないかわりに態度デカい・・)」
「それよりも・・そこのお前」
「・・うっ・・やっぱり俺?」
「そう、お前だ。今からする質問に簡潔に答えろ」
「・・・(態度はデカいが話し合いから入るだけあってダンテよりマシかと思ってる)
・・・えーっと、なんですか・・って、わっ!?」
「!・・待て貴様!どこへ持っていく!」
「アンタに指図されるいわれはないね!(ジュンヤを肩にかつぎ上げて逃走)」
「ちょっと!なんで話してる最中に逃げないといけないんですか!?」
「ムカツクからに決まってんだろ!」
DMC3のSEが出る前からこんなん書いて大丈夫かな。
まぁしょせん小ネタですし。でもしばらくこれで遊んでいけそう。
4, ミッション2 伝説のケンカ士
「・・バージル、小耳に挟んだのだが
お前は今全身にタトゥーのある少年型悪魔を追っているのか?」
「・・(不穏な空気を察知して身構える)・・それが何か」
「彼は悪魔ながらいい子だ。
しかしダンテは元よりお前でさえもまだ会うには速過ぎる」
「?・・父さんはあれを知っているのか?」
「あぁ、何度も世話になっている」
「名は?」
「・・聞いてどうする」
「知りたいと思うから聞くまでだ」
「バージル、さっきの私の話はちゃんと聞いていたのか?」
「俺はダンテではない。それくらいの記憶力はある」
「・・ならば私がどう答えるかなど察しはつくだろう」
「・・・答える気はないと?」
「そうだ。そしてそれを知っていてなおかつ引かない場合
私の息子ならば・・どうすればいいのか分かるな?」
「・・・当然(閻魔刀構える)」
「うむ、物分かりがいい。だがしかし・・・
勝てる見込みのない勝負に挑むのはまだ・・未熟だ!!
(グレネード発射)」
VS父。知りたければ力ずくで聞けな話。
ですが2秒同じ場所にいるとグレネードで丸コゲにされ
飛び退きざまにも攻撃判定を持ち
なおかつ魔人化すると別のゲームみたくなる炎の父に
若い兄が勝てる見込みはありません。
5, ミッション3 若ダンテと白いケルベロス
「オイなんだよ?どこ引っぱってくつもりだ?」
「イイカラ来イ、アマリ関ワリタクナイガ・・・
あれハオ前ノ関係スルモノダロウ」
「・・?オレ・・焼却ゴミに知り合いいねぇけど」
「・・・オ前モ大概嫌ナヤツダナ。
主カラ聞イテイルゾ。コノにおいハカナリコゲテハイルガオ前ニ近イ」
「・・・勘弁してくれよ・・兄貴だけでも関わりたくないってのに
これ、明らかにオヤジがらみの事だろ?」
「我モデキレバしかとシタイトコロダガ・・・
アイニク主ハコウイッタ輩ヲ放置スルト怒ルノデナ」
「あーあー、わかったよ!ただし!治療したらオレは速攻逃げるからな」
「・・・話ニハ聞イテイタガ、オ前達ハ本当ニ変ナ兄弟ダナ」
「好きでやってるわけじゃねぇよ(バイタルスター投げつける)」
「・・・・・!!(くわっと目を開くと同時に近くにあったダンテの足を掴む)」
「うわッ!?」
「ウォ速!?」
「・・・・(倒れたまま足首掴みつつ)・・・ダンテか」
「な、なんだよ!助けてやってんのにいきなりする事がそれか!?」
「・・・・あの悪魔は・・・どこへやった・・・」
「ここにはいねぇよ!いいから離せ!」
「・・・ならば貴様が・・・俺の質問に答え・・・!」
「もっかい寝てろ!!
(ハイタイム)」
「ぐ!?」
「(ケルベロスに飛び乗って尻を叩き)わんこ!走れ!!」
「ナゼ我ガ!?」
「こいつが執着してんのはお嬢ちゃんだ!
オマエも逃げとかねぇとロクな目にあわねえ!(でも一応もう1個緑の星投げとく)」
「・・グゥ、仕方ナイナ!」
兄、思い立ったら一直線。
父も弟も知ってることを自分だけ知らないのは我慢ならないと必死です。
一家の力関係的には父が一番上でその下に双子・・・なんですが
一直線な兄の方は目標しか見てないので時々豪快にけづまづきます。
6, ミッション4 友人、怪物狩人
「・・・あれ?なんか・・・似てる・・(周囲をうろつく)」
「・・・なんだ貴様は」
「あ、ごめんごめん。ちょっと知り合いに似てたから。
でも違うなぁ。もっと老けてたし・・息子にしても大きすぎるし・・」
「・・??」
「・・ま、違うならいっか。ところであんたなんでそんなにボロボロなの。
手口からして複数犯のしわざっぽいけど」
「・・・・・・・答える義理はない」
「・・うわ冷た。でも知り合いに似てるからなんか見捨てておけないんだよね」
「・・・・」
「ほら、これあげる。それくらいの傷なら一発で治るからさ」
「・・・なんだこれは?」
「回復剤グレート。ハチミツ入りだから飲みやすいよ?」
「・・・いらん」
「そんなボロ雑巾状態で強がったってなーんの得もしないのに?」
「・・・(もの凄く怖い顔で考える)・・・」
「自力で回復できるってんなら持って帰るけど」
「・・・・(かなり考えた末ビンを拾い上げて飲んだ)」
「ほ・・よかった。えらいえらい」
「・・・・・・確かに傷はふさがるが・・・
飲んだ後に妙なポーズを取らされるのはなんだ」
「さぁ、よくわかんない。じゃあ元気になったならあたしはこれで退散するよ。
何してんのかわかんないけど、もう行き倒れないようにね」
「待て」
「ん?」
「先程俺が誰かに似ていると言ったな。詳しく説明しろ」
「・・・別にいいけど、あんた態度デカイね」
「余計な世話だ」
レイダに拾われました。でも若気の至りで礼も言いません。
ちなみにモンハンをやってない人に説明しますと、回復系アイテムを使用した場合
ごくんと飲んだ動作の後、両手でガッツポーズしてがおーと言いそうな動作をします。
もちろん兄には死ぬほど似合わない動作ですが、そうなるもんは仕方ありません
7, インターミッションD&R
「・・・ちょっと待て、今なんて言った?」
「え?だからあんたに似た態度のデカイ子が
あんたの連れに会いたがってたみたいだから・・」
「違う、もうちょっと先だ」
「会える場所教えてやったらすっ飛んでった・・ってとこ?」
「(額押さえつつ)・・・オマエさんに悪気はないんだろうが・・・」
「?なに?なんかマズかった?」
「大いにマズイ。しかしアンタ・・よくその性格で首と胴がお別れしなかったもんだな」
「そんなに危ない子なのアレって?
よく食べてよく寝てた、態度はデカイけどいい子だったのに」
「・・・いい・・子??」
「うん。こんがり肉1つとサシミウオ5匹、キレアジ(非食用)2匹と
ハリマグロ(非食用)1匹、あとはじけイワシ(非食用危険物)1匹たいらげ・・そこねて
眠そうだったからテント貸してあげたら死んだみたいに寝てた」
「・・・・・」
「結局礼の1つも言わずじまいで出て行ったけど
出て行き際に何か言いたそうにしてたから・・照れくさかったんじゃない?」
「・・・・そうか」
「んで、名前くらい知ってるから教えようかって言っても
自分で聞くからいいって突き返されたちゃった。・・いや〜若いっていいわねぇ」
「・・そう言うアンタは一体いくつなんだ」
「さぁ、よくわかんない。20過ぎてから数えるのめんどくさくなったし」
「・・・・・」
「ところで会話の最初の様子からして急ぐんじゃないの?」
「!そうだった!!(猛ダッシュ)」
ご飯食べて去りました。ダンテより年下に見えたので子扱いな兄。
さりげないほどこしは拒まなかったようです。
腹一杯で全回復した兄の旅(?)はまだつづく。
8, ミッション5 若ダンテリターンズ
「・・え?危険って何が?」
「主ガ以前話シテイタ青イこーとノ男ノ事ダ。
見タ限リアレハ初期ノ悪魔狩リ並ニ危険ダ」
「そうか?ちゃんと話し合いから始めるあたり、ダンテさんより理性的だと思うけど」
「一見シテハソウ見エルカモシレンガ・・・
中身ノ根本的ナトコロハ同ジダト我ハ思ウ」
『・・あの、ジュンヤ様、お話中申し訳ありませんが出していただけませんか?』
「?(サマエル召喚)・・どうした?」
「いえ、先程から少々気になっていたのですが
あそこで仁王立ちになってこちらを見ているのは・・問題の彼では?」
「ウォ!?イツノ間ニ!?」
「・・・あんまり声出さないから存在感ないなあの人。
でも・・なんで前見た時よりボロっちくなってるんだろ」
「・・・(無言で歩き出す)」
「わ、来た・・!」
「応戦しますか?」
「でも前は何か聞こうとしてたから、いきなり攻撃するのはまずいだろ?」
「・・・(ちょっと早足になった)」
「・・こ、こわ・・!」
「主!」
「・・っ、でも我慢!」
「まちやがれーー!!(スティンガー)」
「・・・(無言でガード)」
「えぇ!?また一番若いダンテさん!?」
「おいわんこ!それとそっちの赤いの!お嬢ちゃん連れてとっとと行け!」
「・・・貴様、また邪魔をするか」
「あぁするね!何回だってしてやるね!」
「聞いても無駄だろうが一応聞いておく。その根拠はなんだ」
「よくわかんねぇけど将来的にムカツキそうだからだ!!」
「・・・・・本当に無駄だったな・・(構える)」
「・・主、マズイゾ!アノ男、殺気ガ倍以上ニフクレ上ガッタ」
「ここは退避した方が賢明です。私が盾になりますので早く」
「え・・でも!」
「兄弟げんかハ我デモ喰ワン!イイカラ乗レ!(無理矢理乗せてダッシュ)」
VS若弟。将来的に取られそうだからムカついてる弟の襲撃。
ですが全快し堪忍袋の緒が切れかかってる兄ですので勝負の行方は不明です。
でも私は平和主義なんで、そう血みどろの戦いに発展したりしません。
無責任につづく。
9, ミッション6 家族戦争
「・・・畜生!勝負つかねぇ!こないだの傷はもう全快しやがったのか?」
「・・・いや、心配せずともこれで終わる」
「なんだと!?」
「力が同等なら・・・弱らせてから確実に討つ(特攻姿勢)」
「てめ・・まだ余力があんのかよ!」
「貴様が色々と邪魔をしてくれたおかげで知識が増えた。
体力の温存方法、本能のままこちらを襲う敵の倒し方、魚を生で食う方法・・」
「ちょっと待て!最後のは一体なんだ?!」
「・・・いいから死ね」
「うわ!?」
「(無言でグレネード発射)」
「・・!!(ギリギリで回避)」
「・・ほう、避けたか。少しは成長したようだな」
「・・・あれだけの目にあわされれば嫌でも成長もする」
「・・ってぇ!おい!今思いっきり巻き込まれただろバカオヤジ!」
「直に着弾しなかったのだから文句を言うな。
それよりダンテ、この場合お前はどうする?私につくかバージルにつくか」
「どっちもやだね!オレはオレのやりたいようにやるだけだ!」
「・・らしい答えだ。ではバージルお前はどうする?」
「・・・たとえ2対1になろうとも、そんな事で俺の意思は変わらん!」
「・・うむ、いい答えだ。私はお前達を息子に持ったことを・・誇りに思う!」
「って、言ってるそばからグレネードの銃口向ける親がいるかよ!」
「ダンテ、邪魔をするならお前から始末するが?」
「ざけんなバカオヤジ!そっちこそオレの邪魔すんなよ!」
「・・・・(取りあえず父は後にしてダンテから潰そうと思ってる)」
VS父と若弟。
でも兄、ある場所で野外生活をしたので強さに磨きがかかり
ちょっとやそっとでは怯まなくなりました。あと生の魚も食えるようになりました。
そろそろ終わるかなと思いつつまだ続く。
10, ミッション7 修羅の人
「・・・(肩で息しながら)・・なぁ・・ちょっとタンマ・・」
「(コートに引火した火を払いつつ)・・なんだ。命乞いは死んでからにしろ」
「一番バテているのに余裕だなダンテ・・(斬られた袖を破り捨てる)」
「・・いや・・・結構大事な事な気がするから・・・言わせてもらうけど・・・
・・・オレら・・・なんで殴り合ってるんだっけ?」
「「・・・・・」」
「・・・・・オイ、誰か答えてくれよ・・」
「そう言う貴様は・・どうなんだ」
「わかってたらわざわざ聞くか!(ヤケクソ気味に発砲)」
「・・・・・まぁいい。そんな事は両方叩きのめした後で
落ちついて考えれば済む話だ(バージルに跳び蹴り開始)」
「おいコラ待て!そこの体育会系オヤジ!?」
「・・失礼します(キックの軌道上に割り込む)」
「ぐぉ?!(物理反射で弾き返された)」
「あ、てめさっきの赤いの!」
「・・えと、すみません。
家族間の問題に首突っ込むのはまずいかと思ったんですけど・・
なんだかちょっと見てられなくて」
「お前・・!」
「・・・痛いじゃないか。いや、それより危ないから少し離れていなさい」
「あの、その前にちょっと話し合いをしませんか?
お互いの言い分を聞いてからでもケンカはできますし」
「「「(全員で顔を見合わせる」」」
「えぇっと・・まず一番若いダンテさんから聞きますけど
どうしてお兄さんを攻撃するんですか?」
「なんとなくムカツクから」
「スパーダさんは?」
「うーん・・・忘れてしまったから後で考える」
「・・・・・。サマエル」
「(半目で)かまわないと思います」
「じゃあ・・俺から一つ言わせてもらうと・・・
そんな理由でケンカすんなバカ!!(兄以外にジャベリンレイン)」
家族戦争強制
終了。
確かにあんまり長々やってると原因が不明になりますな。
11, つまり最大の敵は自分という話
「・・はい、これでよしと。傷と火傷はふさぎましたけど
服までは治せないんで後で新調するか縫うかして下さい」
「・・・・・」
「・・え〜っと・・それで・・前に何か聞こうとしてましたよね?」
「そう、それだ。そのおかげで散々つまらん目に・・
・・いや、多少の知識は増えたのでそれはよしとして・・身内2人の攻撃を受けた」
「・・はぁ。・・で、その聞こうとしてた事ってなんですか?」
「・・・、」
「?」
「・・・(指さして口開けかけで止まってる)」
「・・・あの・・もしかして・・・・忘れたんですか?」
「(膝から崩れ落ちた)」
「・・・言ったらダメかもしれませんけど・・家族ですね」
「(反論する気力もない)」
「でも・・すぐ忘れるくらいならきっと大した事じゃなかったんですよ」
「・・・大したことでなければ俺の今までの苦労は一体なんだ」
「・・あ、でもほら、若い時の苦労は買ってでもしろって言いますし」
「・・・・するにしても限度がある」
「・・・・ごもっともです(遠い目)」
「・・・(額押さえる)」
「あの・・今は無理そうですから、ゆっくり思い出して次に会ったときに言って下さい。
一番若いダンテさんもスパーダさんも何考えてるのか分かりませんけど
俺はちゃんと会話から入る人の話はちゃんと聞きますから」
「・・・いいだろう、覚えておく。次に会う時は覚悟しておけ」
「・・あの・・ひょっとしてそれ果たし合い系のセリフだったとか言いませんよね?」
「・・・いや、違ったと思う」
「ならいいです。それじゃ服、ちゃんと着替えて下さいね」
「待て」
「は?」
「名を知らなければ次に探せん」
「あ、そうか。高・・じゃなくて、ジュンヤです」
「・・ジュンヤだな」
「はい」
「よし、行け。次に会う時は絶対に俺の質問に答えてもらう」
「いいですけど・・ちゃんと思い出してちゃんと覚えておいて下さいね」
「余計な世話だ」
「それじゃ!」
「・・・(ちょっと迷ってから片手上げる)」
3分後
「・・・・・」
5分後
「・・・・・・・・」
23分後
「・・・・・・・・!!!」
気付いた。
「・・あれ、なにそんな所ではいつくばってんの?」
「・・・・・」
「ひょっとして名前、聞けなかった?」
「・・・・・」
「それともコゲ肉でも無理矢理くらった?」
「・・・・・」
「焼くのが面倒で意地汚く生肉でも喰ったとか?」
「・・・・・」
「・・・・あんたまさか・・・・空腹のあまりにアレ(動物が落とす茶色でカタカナ2文字のやつ)
の真横に生えてる木の実に手出したとか・・」
「・・・・・おい」
「ん?」
「・・お前のように楽天的かつ円滑に生き
バカのように何も考えず、思ったことを即座に言い出す方法を今すぐ教えろ」
「・・・言ってるじゃん、思いっきり」
若兄、空回り絶頂で完。
兄的に結果オーライでは済まされない話でしたが・・あー面白かった。
SEがまだ出てないんでやりたい放題。
出たらどうなるかまだわかりませんがおそらくカッコイイのは書けません。総ー理ー。
物置に戻る