「よおっすトオル。今日はどんなのだ?」

それはトールの仕事先で馴染みになりだした会話の1つ。

言われた偽名は発音次第では本名とあまり変わりないため
偽名ながらも後から名前を呼ばれた大きな身体はすぐに反応し
いかにも土建屋な姿をした仕事場の先輩の方に水色の目を向けた。

「あぁ、先輩殿は今日は外食か?」
「ちょっと行った所にラーメン屋があるんでそこに行くんだよ。
 で?今日の愛妻弁当はどんなのだ?」
「・・だからこれは愛妻ではなく同居している先輩殿が・・」

と何度説明しようが毎回同じ事を言ってくるので
そろそろトールもいい加減言い訳するのにも飽きて
こうして言い返す事自体が口癖になりかかっていたりする。

トールの昼は仕事柄で外が多く、大体はブラックライダー製の弁当だ。

しかしただの弁当と思うなかれ。
何しろ作成者はブラックライダーだ。
元々は飢餓をつかさどる魔人でありながら
今や高槻家の台所事情をとりしきる台所魔人だ。

・・まぁそう言った意味ではちゃんと飢餓をつかさどってんのかもしれないが
とにかくトールの弁当、あまり大食らいというわけではないが
身体に合わせてでかく作られてる弁当は大体はブラックライダー製だった。

無口な彼は何を思って毎日みんなの弁当を作っているのか分からないが
その内容は時に豪勢だったかと思えば時に質素で和風だったり
時にタコさんウィンナーの入った子供向けでファンシーな作りだったかと思えば
時にはオッサン臭・・いや、シブい駅弁風のものになったり
とにかくそれはいつも同じ奴が作っているはずなのに
毎回毎回雰囲気も指向も主旨も違いまくるので
一体どんな奴が作ってるのかと疑問に思いたくなるものばかりなのだ。

「・・しかし先輩殿も飽きませんな。
 他人の食う弁当を楽しみにしてどうするつもりか」
「いいからいいから、で?今日のテーマはなんだ?」
「テーマと言われてもどうせ食う物なので・・」

などとぶつくさ言いつつ古風な風呂敷で包まれたそれを広げフタを開けると
まず目に入ったのが白いご飯の上の梅干し七つ、北斗の形

そしておかずの所に卵と肉のそぼろで作られた超リアルなラオ○の顔面。

しかもその顔の部分、シワとか目の所とか細部まであまりによく作り込まれていて
おかずの3分の一を占領しているうずらとハムとキュウリの楊枝ざしがなければ
弁当にすら見えにくい・・・

つまりそれはユアショックで愛で空がおちてきてお前はもう死んでいそうな
・・とにかく何というか、若干イヤな弁当だった。

仕事場の先輩はしばらくそれを凝視した後・・
微妙に目をそらしつつトールの肩をぽんと叩き、無言で去っていく。

なんだ、今日は実は愛妻弁当なんじゃないかとか
色々からかわないのかとちょっと肩すかしに思いはするが
まぁいいかとトールは大して気にもせず
ごっつい世紀末覇王の顔面に箸をぐさりと遠慮なくさした。




食べるという行為は悪魔の彼にあまり必要ないが
人に紛れて生活する時にはやはり必要になってくる。

武闘派のトールとしては最初はあまり気の進まない話だったが
慣れてしまうと気にならなくなるというのはやはり主人の影響だろう。

必要ないけれども必要な行為・・・か。
この行為にも大分なれたが、いざ考えてみると妙な話だ。

資材の置かれた場所で1人ジオラマみたいな弁当をつつきつつ
元も大きいが人間サイズでもやっぱり大きな鬼神は砂のない青い空を見上げる。

戦いのない生活というのも最初は不安だったが
いざこうして人に溶け込んで仕事をしてみると
その事自体が戦いに似ていると気付いたのは
人の世界にようやく慣れ、最初の給料を受け取った頃の話だ。

いやむしろ人が多くて人付き合いや何やらと色々ゴチャゴチャしている分
トールとしてはボルテクスよりもこちらの方が生活しにくく
時間がたつにつれて何かが強くなっていくようにも感じる。

それが何かはまだ分からない。
・・だがそれもこれもあの主の望んだ世界だ。
そこで鍛錬を積んでさらなる強さを身につけることもまた使命。

などとちょっと筋肉質な思いをめぐらせつつも
どんな弁当にも必ず入っているうずらタマゴは
一個ずつ大事に食べるトールだった。



そうして必要だけれど意味のない
でもちょっとささやかな楽しみの入っている弁当が終わりかけになったころ
トールはふと視線を感じ、何気なくそちらに目だけを向けた。

それは工事用の簡易フェンスの間からだ。
こちらと向こうを仕切っているそこから誰かがのぞいている。

しかもそれは1つや2つではない。

2・・3・・いや4人か?

軽い緊張感を持ちつつ気付いていないふりをしながら
横目でそれを確認していると、それは時間がたつにつれ少しづつ増えていき
ひそひそという話し声と一緒にだんだんと数を増して騒がしくなっていく。

トールはそれをここへ来て何度か見かけていた。

それはここに集められている園児というものらしい。

ここは仕事先のとある幼稚園。
今回の仕事はそこの増築と改装の工事。
もちろん幼稚園なのだから子供が当たり前なのだが
仕事をしていたらそんなのかまっている暇はないし
子供だってここへ来ている限り色々と習い事もあるのだろう。

しかしその時間帯はちょうどこちらと園児達と空き時間が重なってしまったらしい。

そしてその時間遊んでいた園児の何人かがトールを見つけ
その図体とかデカさとか肌の色とか色々に興味をもって
こっちを見ているだけらしいのだが・・。

「・・・・・・」

しかしじろじろ見られるというのはあまりいい気分ではない。

おまけに子供の目というのは純粋なので
そういった遠慮とか気配りまでいくはずもない。

まるで檻に入ったパンダを見つけたかのように
最初は少なかった視線も声もだんだん無視できないくらいに多くなっていき
しまいにトールは本当に動物園の檻に入ったくらいな
好奇の視線にすっかりとり囲まれた。

「・・・・・・・・・・・・・・」

気にするな。相手は子供だろう。
それにあぁいった相手には反応すればするほど厄介な事態になると
以前に主が教えてくれたではないか。

などと自分に言い聞かせ、なんとか弁当を食べ終えると
その痛いくらいの視線を無視しつつ弁当を包みに戻し・・・

「おじちゃん、何人のひと?」

さて逃げるかと立ち上がりかけた巨体が、その言葉にぎくりと固まる。

無視すればすんだ話かもしれないが
あいにくトールの性格はそう柔軟にはできていなかった。

「鬼・・・・いや、・・い・・いんどねしあ人」

一瞬クソ真面目に鬼神と答えそうになるが
サマエルに教えてもらった事を思い出してなんとか言い直す。

もちろんそんなのはウソ八百だが
真相を確かめようにも偽装されたパスポートにはそう書いてあるのだから
そうとしか答えられない。

何をどう偽ろうとしたのか分からないが
インドネシア生まれの山梨育ちというのがトールの偽造された経歴だ。

ちなみに今のトールはおじちゃんというかおにいちゃんというか
とっても微妙な外見年齢をしているので
おにいちゃんと言われようがおじちゃんと言われようが
本人は別にどっちでもいいらしい。

そしてそれに答えたのを皮切りにそこかしこから声が上がり始める

「なにしてるの?」
「・・仕事の休息中だ」
「高さなんせんち?」
「2メー・・いや、200センチ以上はあるがそれ以上は知らん」
「日焼けしてるの?」
「これは地だ」
「ウルト○マンより強い?」
「戦った事がないので不明だ」

でもあのシジマなサマエルが好きだとか明言しているくらいなのだから
それとは一度会ってみたいとかトールは本気で思っていたりする。

しかしさらにサマエルから聞いた話では
まず手からビームが出せ、素手で戦え、さらに空も飛べないといけないらしいので
まずは手からビームを出す練習をしないといけないとかも思っていたりする。

だがそんなトールの若干ずれた思考とは別に
周囲の騒ぎはだんだんと大きくなっていく。

「なんの仕事?」
「そこの建物の増築だ」
「お昼終わり?」
「今しがた終わった」
「どうしてかみのけ長いの?」
「切る必要がないからだ」

トールは元と同じく髪は黒くて長く
後で一纏めにしていて見た目によっては馬のシッポのように見える。

色も違う。
髪型も目立つ。
聞けば答える。
何よりデカイ。

よく考えてみればこれほど子供の興味を引く人材もそういないだろう。

「ねぇねぇ片手でリンゴつぶせる?」
「リンゴは潰す物ではなく食う物だろう」
「サッカーつよい?」
「・・・・・・弱い」
「えー?」
「えーではない!機動力が足りんのだから仕方なかろう!」
「じゃあなにつよいの?」
「ユウラクチョウ坑道戦・・いや!相撲!!」

幸いワケのわからない言葉はスルーされて
おぉーとなんだか納得したような歓声が上がる。

この時トールは遊んでいるつもりも親切にしているつもりもまったくなかった。

ただちょっと人より律儀で真面目で
ちょっとだけ体格が人目を引くだけの話なのだ。

つまりはただでっかくて話す何かがそこにいるだけの事なのだが
ちっこい幼稚園児達はそれだけでも十分に楽しいらしい。

そしてトールにそんなつもりなど毛頭ないが
あまりに喜々としているその小さい人間共が
やたらこちらに興味を示しまくるものだから
今は園児らの何倍もあり、元はもっともっと大きい鬼神はちょっと聞いてみた。

「・・・それで、お前達は結果的に我に何の用なのだ?」

そう言いながらすっくと立ち上がった巨体にきゃーわーと歓声が上がる。

座っていてもデカかったが、立つとさらにデカいからだ。

だがトールはその意味を測りかねて1人眉をひそめる。

そしてしつこいようだがトールにはそんなつもりなど
まったくこれっぽっちもなかったのだが・・
何やら期待に満ちた声と視線が飛んでくるので
弁当箱を置いた2メートル強の巨体の足が
本当になんとなく、その視線と声の集まる方へと向かっていく。

そして丁度昼休みだろうその園内は
その園始まって以来の騒ぎになった。





たしたしと規則正しく歩いていたケルベロスの白い足がピタリと止まる。

その後でリードを握っていたバージルは少しぼんやり歩いていたため
横を通り過ぎかけて少しだけ足踏みをした。

ケルベロスの散歩コースはあまり決まってはいないが
普通の犬と違ってそうやたらと立ち止まったり臭いをかいだりはしないので
急に立ち止まる事は珍しい。

「・・どうした?」

そう聞くとふんふんと宙をさまよっていた鼻はその答えを指すかのように
いつもはあまり通らない道の方をぷいと指す。

その指した方はケルベロスがあまり通りたがらない道だったはず。

理由は簡単。
地獄の番犬は無邪気に自分を触りたがる子供が苦手なのだ。

ケルベロスは見た目には普通の犬なものの目つきが少々悪い。

毛並みはフサフサしているが大きさもそれなりにあるので
ちょっと見た目には怖いと思われるが
何しろとても優しい主人を持つ秩序ある番犬なので
むやみに吠えたり怒ったりは絶対にしない。

それが子供にはわかるのだろうか
それとも口コミでこの犬は触っても大丈夫だと伝わっているのか
ここいら一帯の子供は目つきの悪いケルベロスを怖がらず
一度運悪く遠足か何かの行列に出くわしてしまい
列が終わるまでベタベタすれ違いざまに触られまくったのは記憶に新しい。

ではその苦手な子供がいるはずの道に何があるのだろう。

まさか悪魔のニオイでも嗅ぎつけたのだろうか。

バージルは少し緊張した面持ちでリードを引かれるまま
あまり通らないその道を進んだ。

・・のだが。

その問題の地点付近に近づいた時
なぜケルベロスがこの道を気にしたかというその疑問はあっさり解けた。

「ぬぉッ!?何をすっ・・!前後同時攻撃とは卑怯ではな・・
 あ!コラ!それは仕事道具だ触ってはいかん!
 やめろと言うにコラ待・・っ!」

きゃあきゃあという可愛い声の中に
どう聞いてもそこには似つかわしくない野太い声がまじって聞こえてくる。

それは問題の幼稚園の中からだ。

まさかと思ってバージルが園の柵ごしに中をのぞくと
バージルの半分もない小さい園児達の集団の中に
どうやっても目立ってしまうごっつい巨体があって
足元をみっちり園児にたかられ、歩きにくそうにしながら
時々どこかから飛んでくるボールを頭とか背中にぼこばこぶつけられつつ
何かを懸命に追っている。

よく見るとその先にはトールの物だろう黄色い安全メットを持った園児達がいて
かぶったり投げ合ったりして走り回っていた。

「・・・・・」

何をやってるんだとは思うが
周囲をあんなちっさいのに取り囲まれると悪魔と戦うのと勝手が違うのだろう。

足元を囲まれてぼんぼこボールをぶつけられつつも
トールはなんとか取られたものを取り返そうと
人をかき分けかき分けそれを追いかけていた。

「待て!人の物を取ってはいかんと親に教わらなかっ・・
 っと!危ないではないか!前はよく見て足元にも気を付けよ!」

しかしあれだけの人数に囲まれて叩かれたりつつかれたりぶら下がられたりしても
誰も突き飛ばしたり振り落としたり踏みつけたりもせず
転んだ子供は拾い上げ・・いやつまみ上げて立たせてやる所は
さすがに優しい母の下で成長した悪魔なだけは・・

があー!やめんか引っ張るな!!ズボンが破れる!!
 たかるな触るな集結するな!我は砂糖ではない!
 あと尻をつつくな!!そこに触ってよいのは主だけだ!!」

ビシ

そのごっつい誤解をまねきそうな言い回しに
異常無効なはずのバージルが石化する。

ケルベロスが慌てて違う違う違う!と鼻先でぐいぐい押してくれ
しばらくしてそれは『気安く触るな』と言っているだけなのだと理解するが・・
しかし今の台詞、本人に聞かれたらまず間違いなくスキル攻撃が飛んでくるか
顔面にグーを一発もらうか3日ほど口をきいてもらえなくなったりするだろう。

それはともかく、言った通りまるでアリにたかられる砂糖よろしく
あちこちに園児をぶら下げながらずしずし歩いていたトールは
ようやく逃げ回っていた園児から奪われていた物を取り上げ・・

「・・あ」

そしてそこで本当に偶然だが
遠巻きに様子を見ていたバージルとばっちり目があってしまった。

だがそれがいけなかった。
その時ちょうど油断していて、たまたま膝の裏をふざけて蹴ってきた園児がいたため
膝かっくんを受けた大きな身体は一瞬ぐきっと変なポーズで固まったかと思うと
歓声と共にぱっかりモーゼの十戒のように割れた子供の群れの中に
ずしーんという音を立てて消えた。

直後、きゃーわーという歓声が大きくなり
かすかに見えていた見慣れた巨体が
無数の園児に乗っかられまくって完全に見えなくなる。

うおおと青ざめるかのように身を縮こまらせるケルベロスをよそに
バージルはそれを見て顎に手を当てて考えた。

これは・・どこかで見たような光景だが・・どこだったかな。

などと思っているとようやく騒ぎに気付いた先生たちが止めに入り
しばらくして攻撃されたわけでもないのにボロボロになっていたトールが
園児の中からようやく発掘される。

「あぁ、そうだ」

ガリバー旅行記だったか。

などと1人ずれた納得しているバージルをよそに
その横で一部始終を見ていたケルベロスが
同情の意味をこめ耳をぺったりふせて怯えたように丸くなっていた。





そして夕方。
バージルが様子を見に行くつもりで再びそこを散歩で通ると
ちょうど肩を落としつつ歩いてきたトールとばったり出会う。

トールは一瞬ギクリとしてバツ悪そうに目をそらしたが
バージルはダンテと違って人の醜態をからかいのネタにしたりはしない。

「災難だった・・・か?」

その事実のような疑問のような曖昧な言葉に
トール自身も不思議そうに太い首をかしげた。

「・・・よくわからん」

いつの間にか取り囲まれ、いつのまにか遊ばれていた感じで
トールにしてみればキツネにつままれたというのが率直な感想だったらしい。

おまけに遊んでいた気などまるでなかったのに
また遊んでと再三せがまれたのも彼にすれば意味もワケもまったく分からない。

「だがその様子だと誰も怪我をしなかったな」
「・・しかし仕事場の先輩殿やここの職員などにしこたま笑われた」
「笑い事ですめば良いこともあるだろう。
 無意識だったとは言えあれだけの騒ぎで怪我人が出なかったのは上出来だ」
「・・そう言うものなのか?」
「母さんの視点からすればな」
「むむ・・」

なんだか釈然としない顔をするトールの背をバージルはぽんと叩いた。

「とにかく帰るぞ。まだ不安だと言うのなら
 母さんかフトミミあたりにあしらい方を教えてもらうといい」
「・・そう・・だな」

まだ多少釈然としない顔をしたままトールは
ちょっと同情的な目をしているケルベロスに見上げられながら
バージルの後を歩き出す。

あんな大群をまた相手にしなければならないとなると不安なのは確かだが
1人悩んでいても仕方ないのも確かな事だ。

だが前を歩いていたバージルは数歩ほど歩いて急に立ち止まり
何だよと振り返るケルベロスを足元に置いたままこんな事を言い出した。


「だが・・客観的に見ればお前の困り顔
 なかなかに面白かったぞ」


そしてあまり笑わないはずの仏頂面が、珍しい事に普通に笑う。


それはかつてトールの近くにいて
それなのにとことん馬の合わなかった赤い魔人とは違う
あまり腹の立たない静かな笑い方だった。

が・・

トールは3秒ほど硬直し、突然赤くなったかと思うと
かつて誰かとやっていたやり取りとまったく同様の行動を起こした。


「性格が悪いぞ貴様ーー!!」


そんな所だけダンテ似かよ!!と振り下ろした手は
さっとよけられて身を縮めたケルベロスの頭上をぶんと素通りする。

「怒るな。一応は誉め言葉だ」
一応で信用できるか!!
 そもそも人が困惑している所を面白いなどとは何事か!!」
「普段と違う箇所を発見するのは知識を求める者としては当然の理だろう」
難しい言い方で丸め込むな!!
 それは簡単には野次馬根性と言うのだ!!」
「心配せずとも母さんには言わない」
「だが1人で思い出しては笑うつもりであろう!!」

バージルはちょっと考えて・・


顔を背け・・ぷッとちっさく吹き出した。


あぁああ!!!忘れろ!今すぐ忘れろ!!
 綺麗さっぱり全部忘れて
 残りは便所に流してしまえーー!!


見ようによってはサンドバックにも見える仕事着の入った袋をかわし
バージルは笑いをこらえるようにして無言で逃げた。

そんなドタバタ追いかけたりかわしたりしながら帰る2人を見つつ
同じく器用に身をかわしながら唯一それを客観的に見ていたケルベロスは
なんだかどっかで見たことある光景だなぁと
1人のんびり思ったとか。







場合によってはデジャブな2人。


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