「・・しかし、なんとなく連れてきたのはいいが
オマエ、主人以外の言うことはちゃんと聞けるのか？」
「しゅじん？しゅじんてなんだウマイのかしゅじん？」
「・・・オマエが一番口にする回数が多いヤツの事だ」
「チャクラドロップ！おれチャクラドロップすきすき！
ジュンヤがくれるからすきー！」
「・・・いや、その口にするじゃなくて・・・
オレの言うことはちゃんと聞けるのかってことを聞いてるんだ」
「？おおおれかしこいからいうこと聞けるぞ。
ででもでもダンテはバカだからいうこと聞けないか？」
「・・・バカじゃないが、聞けたり聞けなかったりするな。
オマエだってアイツ・・いや、ジュンヤの命令に従いたくない時くらいあるだろ」
「ないないない！おれおれジュンヤのいうことなーんでもきく！
みんな喰えっていったらみんな喰うし
みんな喰うなっていわれたらみんな喰わない！」
「？何の話だそりゃ」
「おれへんなところ（邪教の館）で生まれたとき
おれおまえがいうならみんなみんな喰ってやるってジュンヤにいった！
でもジュンヤみんな喰わなくていいっていったいった！
だからおれみんなみんな喰わない！だからハラこわれない！
ダンテむしってもこわれない！」
「・・（昔むしられた所押さえて）オマエな、楽しそうに言うが
こっちは地味に強烈にいつまでも痛かったんだ。
その事はその脳天気な脳みそにちゃんと記憶しておけよ」
「わかったわかった！おおれかしこい！
バカがうつるからもうしないしない！」
「・・・・・（頭押さえてため息）」
「？どしたダンテ？げりか？べんぴか？」
「・・いや・・オマエとただ対で話すのがこれほど疲れるもんだとはな」
「じゃあぢか？せいりかダンテダンテ？」
「だからなんで下半身系統に知識が集中してるんだオマエは」
「ダンテおまえダンテ！
ダンテあたまか下の病気にしかならないっていいいってたいってた！」
「・・・誰から聞いた」
「ゲラゲラわらうあかいのあかいの！」
「クイーンかよ・・」
「どしたダンテ？元気ないぞ？ジュンヤがいないと元気でないか？」
「バカ言え。そもそもオレはオマエらみたいなのを狩るのが仕事で
おまけに昔アイツをいじめたって言われてるヤツだぜ？
オマエだって知らないことはないだろ」
「しし知ってる知ってる！おおおまえジュンヤいじめたいじめた！
でもでもオマエ、いまはジュンヤがすきなやつ！
だからオマエ元気ないとおれも心配してやるやる！」
「・・・なんだと？」
「ジュンヤ昔おまえキライ！いじめるしへんなヤツだからキライキライ！
でもいまジュンヤおまえ、ちょっとすき！
おまえおれたちにないものたくさんもってる
だからジュンヤ、おまえのことちょっとずつすきすき！」
「・・・・・」
「ジュンヤがすきならおれもすき。
おれもオマエ、ちょっとすきだからそれですき！」
「・・・・・・・・」
「それにダンテもジュンヤすき！
ジュンヤすきなやつはおれもす・・ぐ（口つままれた）」
「・・・もういい。わかったから少し黙ってろ」
「？？（よくわからないけどとりあえず黙った）」
「・・・・・」
「・・・・（横からじーと見てる）」
「・・・・・」
「・・・・（くきと首かしげた）」
「・・・調子が狂う。しゃべれ」
「ダーンテダンテ！あかいあかい！ぜんぶあかいあかダーンテ！」
「やっぱり黙ってろ！トリ！！」
・・・すこぶるヘタレな赤いヤツ。
などとやった後ウサ晴らしに行って
両方回復スキルもってないから傷だらけになって帰るってな話。
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