「・・・いやそれにしても何というか・・・
 人知を越えてるというか常識はずれというか
 でも悪魔の側にいるから仕方ない・・んだろうけど・・」

「・・・(ずーんと突っ立ったまま微動だにしないネロアンジェロ、推定身長2m強)」

「(腕を組んで首をかしげつつ)・・なんだかこれからしようとうする事も相手も
 根本的にまちがってるような気がするのは俺の気のせいか?」

「(真似して首だけぐきとかしげた)」

「・・・・・。・・ま・・まぁそれはそれで・・一種の意思疎通になる・・んだろうな。
 えっと、この場合はバージルさんじゃなくてネロアンジェロさん・・・でいいのかな」

「(ぐきと首を元に戻してじーと穴があきそうなほど見てくる)」

「・・(一瞬怯んで)・・いや・・いやいや、大丈夫大丈夫。
 今まで大丈夫だったんだし危害はない・・と思う」

「(何をブツブツ言ってるのかあんまり理解してないので無反応)」

「・・しかしよく考えてみればこういうの
 照れるとか恥ずかしいとか言う以前に・・腕が回らないよ。
 え〜と・・こっちからこう・・無理?じゃあこう・・でもダメかな」

「・・・(何かしたそうなのでサイズを縮めた)」

「うわ!?・・あーびっくりした・・。戻り方が急なんだから・・
 ・・あ、でもそれならなんとかなるかな」

「(ダークサイドのバージル状態でやっぱり首をぐきとかしげる)」

「・・絶対何するのかわかってない顔してるけど・・ま、いいか。
 えいっと」

「(一瞬ビクッとして固まった)」

「・・?あれ、なんで固ま・・うわっ!?」

「(ぼがんとネロアンジェロに戻ってぶしーと身体の隙間から発光し
 突然あさっての方向へBダッシュ)」

「・・・??・・え?・・わ!帰ってきた!?」

「(戻ってきてギリギリで急ブレーキをかけ、軽く頭突き)」

「あいて!」

「(再び逃走)」

「???あのちょっと!」

「(再度戻ってきて今度は肩でぶつかってくる)」

「あた!?」

「(そして逃走)」

だーっ!!もういいからわかったから!奇っ怪な行動を繰り返さない!」

「(戻ってきて急停止しようとして派手にすっころんだ)」

「・・・えと、つまり・・どうしていいか分からないんだな?
 悪魔にこんなコミニュケーションの仕方ないだろうし」

「(起きあがって正座し、肯定の無言)」

「・・いやごめん。今のは別に困らせるとかそんなのじゃないんだよ。
 (落ちてた剣を返して)どうしていいのかわからなかったら別に普通にしてていいから
 いきなり走って何かしに戻ってくるのは・・・ん?」

「(剣を持ってない方の手をぎこちなく伸ばしてくる)」

「?」

「・・・(が寸前で止めて何か迷うような様子)」

「・・・形からして・・頭を触りたいのかな?」

「(けどその手を肩と頭あたりで往復させてる)」

「?・・・抱き寄せるのと撫でるのとで迷って・・」

「(で、突然ぴたっと止まってぼことチョップ)」

「あだ!?」

「(転がるようにそこからどき、起き上がりと同時に最速で走り去った)」

「・・・・・・。
 ・・・大抵の事には慣れてきたつもりだったけど
 あの状態のバージルさん謎が多いなあ」






何かしたかったんだろうけど悪魔部分の方が勝ちました。

ネロアンジェロ(ダークサイドの兄)は
悪魔30、本能10、兄弟ゲンカ20、隠れ乙女40の割合でできてる
・・・かどうかは不明です。


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