「・・・だってさ。どう思う?」

「って・・急に言われてもなぁ。
 俺日本人だし、そんなのしたことないし
 おまけに相手は女の子なのにそんな突然・・」

「あ、私は平気だよ?レオルドに飛びついても平気だし
 そこそこ強くはなってるからそう簡単にはケガしないし」

「・・・いや、頑丈さの話をしてるんじゃなくて
 俺・・こんなだし上着てないし、気にならないのかなって思ってさ」

「でもジュンヤ君にはそれが普通のかっこなんだよね?」

「・・うん、今のところは」

「じゃあ気にすることなんてないよ。
 私いろんな世界の人や異種族とか見てきたから、そういうのあんまり気にならないし
 それにいろんな人達と仲良くなれるっていうのは素敵な事じゃない?」

「・・そ・・そうかな」

「(屈託なく笑って)うん、そう思う」

「じゃあ・・ちょっとだけ」

「ん。それじゃハイ(両手広げる)」

「・・(あさっての方を向きながら軽く抱きしめて離れた)」

「どう?」

「・・・なんて言うか・・・・・やっぱり照れる」

「・・それだけ?」

「・・まぁやり慣れてる人には違う感想があるんだろうけど
 俺としてはそれが真っ先な感想かな」

「・・・・(なぜか急にむくれた顔をする)」

「・・?え?俺何か気にさわる事言った?」

「・・あのさ、こう・・ぎゅっとした時に何か違和感とか感じなかった?」

「?いや特には」

「わー!そんなあっさり!しかも真顔で!」

「えぇ?!何?俺なにかマズかったのか!?」

「普通こういうのってする前にもその後にも気にするはずなのにー!
 それすら気付かず言った後にすら気付いてもらえないー!」

「??あのゴメン・・一体何をそんなに・・」

「(地面にのの字を書きながら)・・・・ムネ・・・・」

「・・・

「・・・そうだよね・・・わかりにくいもんね。
 ヘタすれば男の子と見間違われるくらいにないもんね・・」

「あ・・わ!その・・ゴメン!!なんていうか、それどころじゃなくて
 こんな事したことなかったし全然気がつかなかったし・・って・・あ」

「もー!ジュンヤ君こそ男のくせに肉がなさすぎー!
 そんなんだからあたしの胸板と激突するんじゃなーい!!」

「いやちょっと待って!何もそこまで・・!
 いたいたいたい!ゴメン!悪かったからはたかな・・
 ってちょっと!なにその変なロボット・・!?!」






フレイムナイト暴発。
どっちもあるべきとこに肉がなさすぎると書いてる最中に思った。


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